気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『考えない猫が教える脱力系哲学の言葉』人間関係、承認欲求、幸せ、生きる意味…2000年前から人類の悩みは変わらにゃい!

原田まりるさん著・関由香さん写真『考えない猫が教える 脱力系哲学の言葉』

原田まりるさん著・関由香さん写真『考えない猫が教える 脱力系哲学の言葉』

原田まりるさん著・関由香さん写真『考えない猫が教える 脱力系哲学の言葉』が、大和書房より刊行されました。

 

哲学思考とはドローン目線、多様性を受け入れること

“アイドル哲学ナビゲーター”として活躍する原田まりるさんは、哲学思考をドローン目線と例えます。

それは見慣れた景色が広く新しいものに感じ、自分の考えや視野がいかに狭いものだったかを思い知らせてくれるといいます。今までも「これが常識」「これが正しい」という“当たり前” が「これっておかしくない?」と誰かが疑い、声をあげたことで、新しい価値観が生み出されてきました。

 
哲学は私たちに「こう思ってたけど、ああも考えられるなぁ」とひらめきにつながるヒントを与えてくれる学問です。

 

なんのために生きているのか?

「なんのために生きているのか?」そう悩む動物は人間くらいです。

原田家の3匹の猫たちは生きている意味に思い悩むことなく、のびのび暮らしています。好奇心旺盛で洗濯機の下や、クローゼットに潜り込んだかと思えば、急に窓の外を見つめじっと物思いに耽った表情をする。そんな猫の佇まいはどこか哲学者のようです。

 
本書『考えない猫が教える 脱力系哲学の言葉』は、猫たちの様々なポーズや表情を交えながら哲学者の言葉を学ぶ “猫哲学”です。

本書を一部を以下に紹介します。

 
◆ずっと自分を大事にしてきた人は大事にしすぎたために最後は病弱になる―ニーチェ―

誰でも傷つきたくないものにゃ。けれど繊細な自分を守りすぎて、臆病なままでいるとどんどん臆病になっていくものにゃ。

 
◆断念の仕方を知っていると人生は結構楽しい―フロイト―

思い通りにならないことで悩んでるならいっそ諦める、という選択肢を持っているほうが人生軽やかに楽しむことができるにゃ。

 
◆誰かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である。―エーリッヒ・フロム―

感情は移り気なものにゃ。今日は好きでも、1年後も好きとは限らないにゃ。愛は感情じゃないのにゃ。愛とは揺らぐことのない決意であり約束にゃ。
(本文一部略)

 

本書の構成

はじめに― 猫の頭の中

CAT1 Happiness

CAT2 Communication

CAT3 Love

CAT4 Emotion

CAT5 Mission

おわりに― 信じることを真実にする

 

著者プロフィール

 
■原田まりる(はらだ・まりる)さん

1985年生まれ。哲学ナビゲーター、作家。猫3匹にメロメロ。京都出身、「哲学の道」のそばで育つ。

男装アイドルとして活動する傍ら、執筆活動を続け『私の体を鞭打つ言葉』で作家に転身。『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』(ダイヤモンド社)で京都本大賞を受賞。小説『ぴぷる』(KADOKAWA)がドラマ化された。

著書は『私の体を鞭打つ言葉』(サンマーク出版)、『まいにち哲学』(ポプラ社)、『アラフォーリーマンのシンデレラ転生』『ぴぷる』(KADOKAWA)がある。

★公式サイト:https://haradamariru.amebaownd.com/
★Twitter(@HaraDA_MariRU):https://twitter.com/harada_mariru

 
■関由香(せき・ゆか)さん

1975年生まれ。長野県出身。ねこ写真家。

「ユーモラスで愛おしいねこの日常」をテーマに掲げ、下町や島々のねこ撮影を主に活動。映画やドラマで準主役を張るねこやSNSで話題のねこの写真集はじめ、キャットフードメーカーなどの広告写真、雑誌やウェブマガジンでの連載も抱えている。今まで手がけてきた写真集は50冊近く。

著書に『旅猫アルバム』(扶桑社)、『猫と喫茶店』(大誠社)、『ふてニャン写真集 ふてやすみ』『ねこうらら』(玄光社)、『まる文庫』(講談社文庫)など。現在、テーブルや椅子におててをついた「ねこ助」シリーズを絶賛撮影中。

★公式サイト:https://yukaseki.com/
★Instagram:https://www.instagram.com/sekiyuka0701/
★Facebook:https://www.facebook.com/sekiyuka0701/

 

考えない猫が教える脱力系哲学の言葉
原田 まりる (著), 関由香 (写真)

――何のために生きるのか?

この壮大すぎる問いに、考えない猫が答えます。

哲学の言葉を紐解いていくと、
「哲学者ってこんなこと考えてたの?」
「これって中二病のこと言ってる?」
「現代病と思ってたけど、2000年前もおんなじでは?」
ということがわかります。

哲学の言葉は、人類の壮大な失敗談。
つい難しく考えがちな人生を、考えない猫がゆる~く解説します。

ベストセラー《ニー哲》こと『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』の哲学ナビゲーター・原田まりると癒しの猫写真家・関由香の異色コラボ。

猫3匹にメロメロな原田まりるの脱力系哲学考察と関由香のゆるくてひょうきんな猫たちの写真で、人生の悩みをなんとかしたいにゃ。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です