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『あなたを苦しめるものは、手放していい』”片づけ”成功のコツは「まあ、いいか」とゆるく構えること

瀧本真奈美さん著『あなたを苦しめるものは、手放していい』

瀧本真奈美さん著『あなたを苦しめるものは、手放していい』

整理収納コンサルタント&暮らしコーディネーターの瀧本真奈美さん著『あなたを苦しめるものは、手放していい』が、主婦の友社より刊行されました。

 

持っていて苦しいと思うものは、手放していい! ズボラでOK!「まあ、いいか」とゆとりを持って、片づけを楽しもう

これまで3冊の書籍を出版している瀧本真奈美さん。そのどれも、雑貨のリメイクや収納、飾り方が中心です。ところが、今回のテーマは「手放すこと」。

「私はずっと『飾る』ことが好きでした。でも最近は、もう少しシンプルな暮らしもいいのかなと。もちろん、過去の『飾る』ことをめいっぱい楽しんでいた自分も大好きです。でも体力的にも精神的にも、より今の自分にフィットした、よりラクな暮らし方をしたいと思うようになりました」と瀧本さん。

たとえば、食器や調理器具が多すぎて使いづらいし、収納や片づけができなくて苦しい、たくさんある洋服をきれいに維持しようとすると手間もかかるしクリーニング代がかさんで苦しい……。そんなふうに、多すぎることで自分が苦しい思いをしているのなら、手放していい。

 
本書では、キッチンやクローゼット、リビングなど、瀧本さんが実際にものを手放したあとのすっきりした家の様子を紹介しています。

めざしたいのは、ものが究極に少ないミニマリスト的な暮らしではなく、自分が過ごしていて心地いいと思える、適度にものに囲まれた暮らしです。

▲2015年ごろのキッチン

▲2015年ごろのキッチン

▲最近のキッチン ※キッチンの同じ場所です。お気に入りものをたっぷり飾る暮らしから、ものを手放してすっきりとした暮らしへ

▲最近のキッチン ※キッチンの同じ場所です。お気に入りものをたっぷり飾る暮らしから、ものを手放してすっきりとした暮らしへ

また整理収納コンサルタントして、多くの人たちの悩みを聞くうちに、片づけや整理収納、インテリアを頑張りすぎて、自分で自分を苦しめている人が多いことに気づいたといいます。

 
「“こうすべき” “~しなければならない” と思うと、どんどん自分を追いつめてしまいます。たとえばSNSのおかげで今は、いろいろな人の素敵な暮らし方が手にとるように見える。それで“いつもきれいに片づけなくちゃ”、“ごはんはきちんと手作りしなきゃダメ”と、自分で自分を苦しめるルールを作って、苦しんでいる人が多い気がするんです。でも、そのルールを手放してしまえば、もっとラクに暮らせるのに、と思うことも。自分が快適で、笑顔でいることを大切にしたいですよね」。

 
瀧本さんは、お子さんふたりが独立して、ご主人とふたり暮らし。掃除や炊事を完璧にしなければと懸命になっていた時期もあったそうですが、最近は肩の力が抜けて、「まあいいか」とゆったりとした気持ちに。

ファッションやメイクなどのオシャレも、「自分の心地よさ」を一番に考えるとどんどんシンプルになってきたそうです。

料理は、品数や手作りへのこだわりを手放して、「ラクに、楽しく」を大切にしたいと思うように。

洋服も一時期に比べるとだいぶ減らしたそう。今はデザインや色みだけでなく、自宅で洗えるかも大きなポイントです。

 
「暮らし方や生き方に正解はないから、理想にこだわりすぎないで。自分が笑顔になれる暮らしがいちばん!」と瀧本さん。

『あなたを苦しめるものは、手放していい』を通して瀧本さんの今の暮らしに触れ、美しい写真にひかれてページを繰るごとに、自然に「片づけたい」という気持ちが湧いてくるはずです。

 

本書の構成

CHAPTER1 手放すごとに、暮らしが「上がる」 手放して、ラクになりました
手放すコツ/しまうコツ/飾るコツ/買うコツ

CHAPTER2 今の我が家の適量に もの、手放しました
1F キッチン/クローゼット/リビング/玄関/洗面所/浴室
2F フリースペース/寝室/孫部屋

CHAPTER3 「まあいいか」が増えてきた もの以外も、手放しました
掃除、片づけ/ごはんづくり/インテリア、DIY/身だしなみ

COLUMN1 我が家に10年以上ないもの
COLUMN2 片づけられない夫の大変身!
COLUMN3 防災グッズの備えについて
COLUMN4 家族との向き合い方
COLUMN5 「クラシング」でお気に入りを見つけて
COLUMN6 活動を豊かにするために取得した資格

 

瀧本真奈美さん プロフィール

瀧本真奈美(たきもと・まなみ)さんは、「クラシング」代表。整理収納コンサルタント、暮らしコーディネーターとして、収納提案、ワークショップ、セミナー講師、雑貨販売など幅広く活動中。

書籍を3冊出版、インテリア誌他の雑誌掲載は100冊の実績、SNS総フォロワー数は17万人を超える。NHK『あさイチ』などTV、プロモーション動画など出演多数。夫と2人暮らし(2人の子供はすでに独立。孫あり)。

〔保有資格〕
整理収納コンサルタント、整理収納アドバイザー2級認定講師、整理収納教育士、片付け遊び指導士認定講師、ルームスタイリスト1級、時短家事コーディネーターexpert 、時短家事コーディネーターRbasic認定講師、正看護師

★クラシング:https://www.kurashiing.com/
★アメブロオフィシャルブログ「暮らしごとレシピ」:http://ameblo.jp/takimoto-manami/
★インスタグラム(@takimoto_manami):https://www.instagram.com/takimoto_manami/

 

あなたを苦しめるものは、手放していい
瀧本 真奈美 (著)

ものが多くて片づけられない、掃除が大変、「◯◯しなきゃ」、「◯◯であるべき」と考えてしまう…あなたを苦しめるもの、考え方を手放して、体も心もラクな暮らしをめざしましょう。

「DIYでものを作る」「たくさん飾る」ことが大好きだった瀧本さん。
けれども、年齢を重ね、自分の気持ちや体力に向き合ううちに、よりシンプルな暮らしにシフト。

自分の許容量よりものが多いと、片づけに手間がかかり、掃除も大変です。
かんたんに出し入れできなくてイライラしたり、クリーニング代がかさんだりして、「苦しい」思いをすることに。
でも、ものを自分にとって適切な量まで「手放す」ことができれば管理しやすくなり、ラクになるはず。

ものだけではありません。
「毎日かんぺきに掃除しなくては」「毎日ちゃんとしたごはんを作らなくては」「あの人とくらべると私は……」そんな考えにしばられるのも、「苦しみ」のモトです。

自分を苦しめるものや思考を手放すと、住まいも自分の心の中も、ぐんと風通しがよくなって、心地よく軽やかに暮らせると思います。

本書では、瀧本家にいまあるものと、「まあいいか」と肩の力が抜けてきた家事やインテリア、身だしなみのコツをご紹介します。
ぜひ、暮らしのヒントを見つけてください。

 


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