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南海キャンディーズ・しずちゃんの自伝的絵本『このおに』が発売へ!

南海キャンディーズ・しずちゃんの自伝的絵本『このおに』が発売へ! ▲『このおに』表紙

南海キャンディーズ・しずちゃんの自伝的絵本『このおに』が発売へ! ▲『このおに』表紙

漫才コンビ「南海キャンディーズ」の山崎静代さんの自伝的絵本『このおに』が、岩崎書店より2018年11月17日に刊行されます。

ボクシングでオリンピック出場を目指したしずちゃんと、鬼コーチ・梅津正彦さん(2013年死去)との出会い、闘い、そして別れを描いた絵本です。

『このおに』中面

『このおに』中面

 

ボクシングで五輪を目指したしずちゃん

『このおに』中面

『このおに』中面

しずちゃんがボクシングを始めたのは2007年のこと。持ち前の身体能力で、瞬く間に才能を開花、多忙な芸能活動を続けながら、なんとオリンピック強化選手に選ばれ、五輪出場にあと一歩というところまで強くなりました。

『このおに』コーチの梅津正彦さん

『このおに』コーチの梅津正彦さん

 

鬼コーチとの出会い、闘い、そして別れ

ボクシングで血のにじむような練習を重ねるしずちゃんを、二人三脚でサポートしたのが、本書のタイトルでもある「このおに」こと、鬼コーチの梅津正彦さんです。

あまりのスパルタ特訓に、
「ぜんぶ きらい。だいっきらい。」
「いなくなっちゃえば いいのに。」
とまで思ったしずちゃん。

しかし、そのコーチが癌のため43歳の若さで亡くなります。

 
鬼コーチがいなくなり、自由を喜んだのも束の間、しずちゃんは、すぐに途方もない喪失感に襲われます。

「なんで おにが いないの?」
「なんで だれも おこってくれないの?」

おこってくれる人がいたことの心強さ、生きていることの尊さに気づいたしずちゃんは…。

 

本書は、ボクシングで五輪出場を目指したしずちゃんと、鬼のようなスパルタ指導をしたコーチ・梅津正彦さんとの魂の交流を描いた絵本です。

しずちゃん本人による、ストーリー構成、気持ちのこもったシンプルな言葉、力強いタッチのイラストで描き出されたこの絵本には、鬼コーチへの憎しみ、苦しみ、喪失感、そして感謝と愛情、いろんな感情が詰め込まれています。

 

水彩画「名人」のしずちゃん、認定後初の絵本出版!

しずちゃんは、漫画家を目指したこともあったほど、もともと絵が大得意です。

2004年M-1グランプリ準優勝で漫才コンビとして名を馳せ、2006年映画『フラガール』で女優デビューするなど活躍の場を次々と広げる傍らで、絵の創作活動も深めていました。

2009年には初の絵本『すきすきどんどん』(幻冬舎)を上梓。そして、つい最近、2018年8月31日放送のテレビ番組『プレバト!!』(毎日放送製作、TBS系列で放送)の「水彩画の才能査定ランキング」で、なんと水彩画初の「名人」に認定。その絵の実力が、世に広く知られることになりました。
本書は、2作目となる絵本で、水彩画「名人」認定後では、初の絵本出版となります。

 

絵本『このおに』が生まれたきっかけ

「ボクシングを頑張っていたときのことを、絵本にしたい」という、しずちゃんの強い気持ちがきっかけで、本書は誕生しました。

2016年、編集者がしずちゃん本人に会いに行き、なぜボクシングを始めたのか、練習がどれほど過酷だったか、大会や試合はどんな様子だったか、オリンピックを目指したこと、断念したこと…、いろいろ話した中で、編集者の印象に一番深く刺さったのが、鬼コーチへの悪態の数々だったとか(笑)。その悪態が、真に迫っていたので、それらの言葉をもとに考えてもらってできたのが「このおに」です。

 
悪態の相手は、鬼コーチの梅津正彦さん。梅津さんはご自身の癌と闘いながら、しずちゃんを支えました。ときには、自分の治療よりも優先して、しずちゃんのコーチ役、サポート役をしていたとか。しずちゃんにとって、大きなおおきな存在だった梅津コーチ。

『このおに』後見返し 梅津コーチの直筆メモ

『このおに』後見返し 梅津コーチの直筆メモ

絵本『このおに』の前半では、鬼コーチのスパルタ指導に対する苦しさと憎しみが、後半では、その鬼コーチを失った途方もない喪失感、そして喪失からの復活が描かれています。

 
そして、最後の見返しには、梅津さんがしずちゃんに宛てた「直筆のメモ」の一部も掲載。

「どうすれば自分より速く動ける相手に勝てるか考え続けろ」「南Caしずちゃんじゃないです。それと別人間にリングではならないと」。このメッセージを読むと、二人の師弟関係がさらに深く感じられることでしょう。

 
全力で闘ってきた人にしか出し得ない迫力が、重く深く胸に迫るこの一冊。しずちゃんと鬼コーチの生き様を、ぜひこの絵本で知ってください。

 

しずちゃんから本書に寄せてのメッセージ

南海キャンディーズ・しずちゃんこと山崎静代さん

南海キャンディーズ・しずちゃんこと山崎静代さん

「私はボクシングに出会い、梅津さんに出会い人生が変わりました。
大人になってあんなに怒ってくれる人はいません。
それが全て愛情だったことに気づきました。
必死に食らいついていきました。
それが今私の自信となっています。
人との出会いに感謝しています。
山ちゃんとの出会い、
山ちゃんの厳しさの意味もボクシングをしてわかりました。
山ちゃんが生きているうちに気づけてよかったです。
ボクシング、梅津さん無しでは今の私は在りません。」
(南海キャンディーズ 山崎静代)

 

現WBA世界ミドル級チャンピオン・村田諒太選手からのオビ文も!

「自分にとっての鬼はだれか
自分はだれかのために鬼になれるのか
たいせつな教えがつまっている本でした」
(プロボクサー/現WBA世界ミドル級チャンピオン 村田諒太)

 

山崎静代さん プロフィール

著者の山崎静代(やまさき・しずよ)さんは、1979年、大阪府生まれ。

山里亮太さんとの漫才コンビ「南海キャンディーズ」で2004年「M-1グランプリ」準優勝。2007年に第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。絵本に『すきすきどんどん』(幻冬舎)がある。

2007年にはじめたボクシングでは、日本オリンピック委員会の強化選手に選ばれ、五輪出場を目指した。本書は、ボクシングのトレーナーを務めた梅津正彦さん(2013年没)との交流を描いた自伝的絵本。

 

このおに
おこってくれてありがとう――。

私は優しい。だけどあるとき、大きなものが欲しくなった。
そこへ「ついてこい」という男が現れた。

漫才コンビ・南海キャンディーズの山崎静代、通称しずちゃん。
2007年にボクシングをはじめると、もちまえの運動能力を発揮し、日本オリンピック委員会の強化選手になりました。
そして、たくさんの大会に出場し、五輪出場にあと一歩というところまでつよくなりました。
そのとき、二人三脚でサポートしたのが、鬼コーチ梅津正彦さんです。
梅津さんは、ご自身の病気とたたかいながら、つねにきびしく、ときにはやさしくしずちゃんをささえつづけました。
本書は、梅津さんとしずちゃんとの交流をえがいた自伝的絵本です。

 


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