【第16回開高健ノンフィクション賞】川内有緒さん『空ゆく巨人』が受賞
集英社は7月18日、第16回開高健ノンフィクション賞の受賞作品を発表しました。
第16回開高健ノンフィクション賞は川内有緒さんが受賞
第16回開高健ノンフィクション賞の受賞作品が、次のとおり決定しました。
■第16回開高健ノンフィクション賞
川内有緒(かわうち・ありお)さん
『空ゆく巨人』
受賞作は、国籍も職業も生き方も異なるふたりの男の人生と、その類い稀なる友情、そして彼らが生み出してきた「アート作品」を追いながら、美術、ひいては「文化」というものの底力を問う作品です。
受賞者の川内有緒さんは、日本大学芸術学部卒業後、米・ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。アメリカの民間企業、日本のシンクタンク、パリの国連機関などでの勤務を経て、2010年からフリーライターとして活動。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞を受賞。他の著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う』『晴れたら空に骨まいて』など。
開高健ノンフィクション賞について
開高健ノンフィクション賞は、日本のノンフィクション文学に大きな足跡を残した作家・開高健さんを記念して創設された公募の文学賞です。集英社が主催し、受賞者には賞金300万円が贈られます。
従来の枠にとらわれない、広いジャンル、自由なものの見方・方法によるノンフィクション作品を募っています。
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