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楽天が書店取次3位の大阪屋栗田を子会社化

楽天は5月25日、書店取次3位の大阪屋栗田が実施した第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化しました。

 

楽天の出資比率が51%に

楽天は、2014年11月にKADOKAWA、講談社、集英社、小学館の出版4社および大日本印刷(DNP)と共同で、出版物の取次販売を行う大阪屋栗田(旧・大阪屋)に資本参加し、筆頭株主(35.19%)として同社の経営に参画してきました。
※大阪屋は、2016年に経営破綻した栗田出版販売と経営統合し、「大阪屋栗田」となっています。

 
今回、楽天は、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館および大日本印刷(DNP)とともに、大阪屋栗田が5月25日に実施した第三者割当増資を引き受けました。これにより、同社に対する楽天の出資比率は51.0%となり、同社は楽天の子会社となりました。

 
なお、増資後の出資比率は次の通りです。

■出資比率

株主名 出資比率
楽天株式会社 51.0%
株式会社KADOKAWA 9.5%
株式会社講談社 9.5%
株式会社集英社 9.5%
株式会社小学館 9.5%
大日本印刷株式会社 9.5%
株式会社OSS 1.6%

 

楽天と出版4社・大日本印刷が連携を強化

楽天は今後について、「出版4社の持つコンテンツおよびDNPの流通網、そして大阪屋栗田が有する物流基盤や書店ネットワークとの連携をさらに強化していくとともに、楽天グループが保有する会員基盤やIT基盤を活用」して、幅広い事業分野におけるシナジーの創出を図っていくとのことです。

 
その具体的な施策として、全国の書店ですでに導入を進められている共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」や、書店からお得で便利な情報が届くスマホアプリ「Readee PLUS+(リーディー プラス)」、さらには書店におけるアプリと連動したデジタルサイネージの活用など、書店の書籍販売をサポートする新しいシステムの創出を推進していく予定です。

 
【関連】
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大阪屋栗田からのお知らせ|ニュースリリース|株式会社 大阪屋栗田

 


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