インプレスグループ創設25周年企画「POD個人出版アワード」最優秀賞に『アスリートのための最新栄養学』

2018年3月21日 2:08 PM 受賞

インプレスグループで電子出版事業を手がける株式会社インプレスR＆Dは、2017年7月から実施していた「POD個人出版アワード」の受賞作品を決定しました。

インプレスグループ創設25周年企画「POD個人出版アワード」受賞作品が決定！

POD個人出版アワードは、Amazon.co.jpのPOD（プリント・オンデマンド）によって出版の機会を個人に開放することを目的に、インプレスグループ創設25周年特別企画として実施されました。

対象書籍は、2018年1月末までに、インプレスR＆Dが運営する「著者向けPOD出版サービス」を利用して出版した全書籍です。292点の中から最終選考作品として30点が選ばれ、その中より最優秀賞を含む計10点の受賞作品が選定されました。

■最優秀賞　（賞金50万円）
『アスリートのための最新栄養学』上巻・下巻　著者：山本義徳さん

寸評：電子版を元にPOD化した書籍。多くの読者が電子版を購読しているにもかかわらず、POD版もあわせて購入する読者が多数いるという新しい動きが見られた書籍です。内容も著者のこれまでの活動をまとめた良書であり、PODを用いた個人出版の好例であると評価しました。

また、個人出版ながらもAmazon和書ランキングで最高28位、上下巻合計4000冊（2018年2月末時点）を販売するなど、実績面でもPOD出版の新しい可能性を証明しました。

■優秀賞　（賞金10万円）
『（太平洋戦争）戦前・戦中・戦後　体験記』　著者：宮澤大三郎さん

寸評：太平洋戦争に関する著者ご自身の体験をまとめPODで出版した書籍です。自分史を在庫切れなくいつまでも販売できるPODを用いて出版したことを評価しました。

また、大正生まれの94歳の著者がパソコンを活用し、ご自身ですべてのファイルを用意して出版されたことは、老若男女を問わず、出版意欲のある方々にとって励みになる好事例であると、選考委員一同高く評価しました。

■優秀賞　（賞金10万円）
『趣味で量子力学2』　著者：広江克彦さん

寸評：専門性の高いテーマを「趣味」という切り口で紹介した書籍です。既存出版社でも出版実績がある著者が、続刊をPODで出版したことを評価しました。著者の立場からPOD出版が既存出版を補う仕組みとして利用できるものであると示した点も評価されました。

販売面でも毎月一定数が着実に売れており、採算性などの理由で出版機会が限られがちな専門書出版にとって、PODがビジネス的に適していることを証明した点も評価しています。

■審査員特別賞　（賞金5万円）
・アマゾンジャパン賞：
『Wacアート作品』　著者：吉田恵美子さん／松本進さん

・インプレスグループ25周年特別企画プロジェクト賞：
『実践！タイムマネジメント研修』　著者：坂本健さん

・インプレスグループ電子出版賞：
『最期の選択人生の終幕を我が家で～がんで亡くなった10人の在宅医療実話～』　著者：野末睦さん

・天夢人賞：
『月の縦孔・地下空洞とは何か』　著者：春山純一さん

・窓の杜賞：
『巨大数論第2版』　著者：フィッシュさん

・NextPublishing賞：
『「かぴのぱんやさん」かぴさんホッコリ絵本シリーズ Mr. Kapi’s Warm and Fluffy Picture Book Series Japanese with English translation.』　著者：Toshimi (としみ)

【選考委員】（社名順）
・種茂正彦さん（アマゾンジャパン合同会社　メディア事業本部　事業企画本部　本部長）
・土田米一さん（株式会社インプレス　取締役会長兼株式会社インプレスホールディングス　主幹）
・水島晃一さん（株式会社インプレス　オンライン出版推進室室長）
・竹元克己さん（株式会社インプレス　窓の杜編集部編集長）
・井芹昌信さん（株式会社インプレスR＆D　代表取締役兼株式会社インプレスホールディングス　主幹）
・勝峰富雄さん（株式会社天夢人　取締役副社長）