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【芸術選奨】金井美恵子さん『カストロの尻』と松家仁之さん『光の犬』が文部科学大臣賞 上田岳弘さん『塔と重力』が新人賞

文化庁は3月7日、平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞および同新人賞の受賞者を発表しました。

 

金井美恵子さんと松家仁之さんが文部科学大臣賞、上田岳弘さんが新人賞を受賞!

平成29年度(第68回)芸術選奨の「文学部門」の受賞者は次の通りです。

 
■文部科学大臣賞

金井美恵子さん『カストロの尻』

松家仁之さん『光の犬』

 
■文部科学大臣新人賞

上田岳弘さん『塔と重力』

 

カストロの尻
甘美で魅惑的な11の物語。作家デビュー50年記念作品となる著者最高傑作。「小説家の「幸福」」をめぐる考察、 デイジーの刺?をしたブラウス、岡上淑子によるフォト・コラージュ作品、謎めいた宿命の女、胡同に咲き乱れるジャスミンの香り、金粉ショーのダンサーとの狂乱の恋、そして「塊」と「魂」。無数の映像や小説、夢や記憶の断片が繊細に絡み合い紡がれ、ここに前代未聞の物語が誕生した!

 
光の犬
北の町に根づいた一族三代と、そのかたわらで人びとを照らす北海道犬の姿。信州・追分に生まれ、助産婦となって道東の町・枝留にやってきた祖母。戦前に隆盛をきわめた薄荷工場の役員である祖父。川釣りと北海道犬が趣味の生真面目な父。子どもたちを頼みに生きる専業主婦の母。幼なじみの牧師の息子と恋をする歩。レコードと本に没頭する気難しい始。いずれも独身のまま隣に暮らす、父の三姉妹。祖母の幼少時である明治期から、50代になった始が東京から帰郷し、父母と三人のおばたちの老いにひとり向きあう現在まで、100年にわたる一族の、たしかにそこにあった生のきらめきと生の翳りを、ひとりひとりの記憶をたどるように行きつ戻りつ描きだす、新作長篇小説。

 
塔と重力
備校仲間と勉強合宿のさなか、阪神大震災で初恋の相手とともに、倒壊したホテルに生き埋めとなった僕は、ひとり生還したのち、失われた彼女の記憶を抱えて生きていた。20年後、Facebookを通じて再会した大学の旧友は、そんな僕に、「今日は美希子を呼んでいるんだ」と持ちかけた。表題作と響きあう2つの短篇併録。

 
他部門も含めた受賞者の一覧および受賞理由、選考経過など詳細は、http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2018/03/05/a1401983_02.pdf をご覧ください。

 

芸術選奨について

「芸術選奨」は、芸術各分野において、優れた業績を挙げた者、またはその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨し、芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞を贈ることによって芸術活動の奨励と振興に資するものです。

演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11部門にて実施され、受賞者には賞状と、大臣賞には30万円、新人賞には20万円の賞金が贈られます。

 
【関連】
平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について | 文化庁
平成29年度(第68回)芸術選奨受賞者一覧〔PDF〕

 


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