本のページ

SINCE 1991

永井玲衣さん『世界の適切な保存』刊行記念!永井玲衣さん×大森静佳さんトークイベントを開催

永井玲衣さんの哲学エッセイ『世界の適切な保存』が講談社より刊行されました。これを記念して、三省堂書店神保町本店にて、永井玲衣さんと歌人・大森静佳さんによるトークイベントが9月24日(火)に開催されます。

 

『世界の適切な保存』(講談社)刊行記念トークイベント 開催概要

今回のイベントでは、哲学者の永井玲衣さんと、『世界の適切な保存』の中で多くの短歌が引用されている歌人の大森静佳さんが、お互いの著作のお話や、お二人のまなざしを通してみる絶えず消え去ってしまう世界のお話、それを言語化するということ、ことばの持つ力についてなどについて語り合います。

 
■開催日時:2024年9月24日(火)20:40~22:15(開場 20:20~)

■会場:三省堂書店神保町本店(小川町仮店舗)1F 特設会場

■登壇者:永井玲衣さん、大森静佳さん

■料金(税込み)
◎来店チケット(アーカイブ配信付き):1,650円
◎アーカイブチケット:990円
◎書籍『世界の適切な保存』サイン本付きアーカイブ配信チケット:3,350円
◎書籍『ヘクタール』サイン本付きアーカイブ配信チケット:3,790円
◎書籍『世界の適切な保存』『ヘクタール』サイン本付きアーカイブ配信チケット5,660円

★詳細&申込み:https://jinbocho.books-sanseido.co.jp/events/9595

 

登壇者プロフィール

 
■永井玲衣(ながい・れい)さん

1991年生まれ、東京都出身。哲学者。人びとと考えあう場である哲学対話を幅広く行っている。せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲との「せんそうってプロジェクト」、後藤正文らを中心とするムーブメント「D2021」などでも活動。

2021年、初の著書『水中の哲学者たち』(晶文社)を発表。2024年、第17回「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

 
■大森静佳(おおもり・しずか)さん

1989年生まれ、岡山県出身。歌人。「塔」編集委員。

2010年、大学在学中に第56回角川短歌賞を受賞。歌集に『てのひらを燃やす』(第58回現代歌人協会賞、第20回日本歌人クラブ新人賞、第39回現代歌人集会賞)、『カミーユ』(第12回日本一行詩大賞)、『ヘクタール』、評論集に『この世の息 歌人・河野裕子論』。2018年より笹井宏之賞選考委員。2024年度Eテレ「NHK短歌」選者。京都精華大学非常勤講師。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

世界の適切な保存
永井 玲衣 (著)

ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰!
対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊!

見ることは、わたしを当事者にする。
共に生きるひとにする。

世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。
この世界と向き合うための哲学エッセイ。

————————————

わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、
何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。

ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。
でも決してなくならないもの――。

生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。

ヘクタール
大森 静佳 (著)

第4回塚本邦雄賞受賞。

さびしさの単位はいまもヘクタール葱あおあおと風に吹かれて

欅の木 いのちに狂ってゆく日々を窓はひかりの祭壇として

現代短歌の世界でいま最もまばゆく輝いている歌人の一人である大森静佳の、待望されていた第三歌集。「てのひらを燃やす」でデビューし、「カミーユ」でさらなる賛辞に包まれる。待たれていた第三歌集はまったく新しい姿で私たちの前に姿を現すのだった。

 
【関連】
『世界の適切な保存』(講談社) 刊行記念トークイベント 永井玲衣×大森静佳 | 三省堂書店神保町本店特設サイト

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です