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五木寛之さん「人生のレシピ」シリーズ第9弾『日々の歓びの見つけ方』が刊行

NHK「ラジオ深夜便」の語りから選り抜いたエピソードから、人生を彩り豊かなものにするためのヒントを得る――2022年刊行開始開始から累計15万部を超えた作家・五木寛之さんの「人生のレシピ」シリーズの最新刊『人生のレシピ 日々の歓びの見つけ方』がNHK出版より刊行されました。

 

今回のテーマは〈趣味・娯楽・嗜好〉 「よろこび上手こそ、苦しい世に生きていく知恵です。」

「毎日がとてもしんどく感じられたころのこと。一日に一回、どんなことがあってもよろこぶ。そう決心しました」と語る五木寛之さん。

引き揚げ時に口ずさんだというセンチメンタルな昔の歌から、極貧生活に活力を与えたロシア民謡や和製シャンソン、作詞家・原作者として携わった歌謡界と映画界、さらには知る人ぞ知る、無類の犬好きの側面まで、日々生きていく糧になったという趣味・娯楽の思い出の数々を披歴します。

91歳になった「生き方の先輩」が贈る、人生百年時代を豊かにする人気シリーズ、第9弾です。

 
【「はじめに」より】

――〈よろこび上手〉には、生まれながらの素質というものもあるでしょう。家庭の家風もあるだろうし、本人の性格もあります。しかし、人は多少なりとも慣れることができます。うれしいことがたくさんあり、よろこぶ回数が多くなればなるほど、やがて〈よろこび上手〉に変わらないとも限りません。要は、積極的によろこぼう、という姿勢がまず第一歩のような気がするのです。―――

 
★シリーズ第1弾から今回の最新作まで、特別抜粋記事を「NHK出版デジタルマガジン」で公開中:https://nhktext.jp/itsuki

 

本書の構成

第1章 「戦後を生き抜く力をくれた昭和歌謡」

第2章 「ロシア民謡と私」

第3章 「シャンソンと私」

第4章 「映画原作者のひそかな願い」

第5章 「忘れがたき映画監督たち」

第6章 「私とペットとの関係」

 

著者プロフィール

五木寛之(いつき・ひろゆき)さんは、1932年生まれ、福岡県出身。朝鮮半島で幼少期を送り、引き揚げ後、1952年に上京して早稲田大学文学部露文科に入学。1957年に中退後、編集者、ルポライターなどを経て、1966年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、1967年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、1976年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞など受賞多数。

ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『下山の思想』『百寺巡礼』『生きるヒント』『孤独のすすめ』など多数。日本芸術院会員。

 

人生のレシピ 日々の歓びの見つけ方 (教養・文化シリーズ)
五木 寛之 (著)

<「人生のレシピ」シリーズ第1弾>

人生のレシピ 人生百年時代の歩き方

『生きるヒント』から30年、五木寛之による令和の新シリーズ、刊行開始!

私たちは、誰もが百歳以上生きるかもしれない時代を生きている。そうであるならば、人生を二回生きるイメージを大切に、
それぞれ新しい生き方に切り替えてみてはどうだろうか――。90歳になった作家が、いま一番に伝えたいこととは何か。「私はむしろ、書くことよりも、対話することのほうが、表現者本来の姿ではないかと思います」。”生き方の先輩”五木寛之が、長年出演を続ける「ラジオ深夜便」の語りを再現して贈る、後半生を快活に過ごす極上の道案内。

第1章 人生のギアチェンジとは
第2章 何をもって「幸せ」と感じるか
第3章 話すことの大切さを思う
第4章 生きているだけでも意味がある
第5章 老後の「生き方」と「逝き方」

 
【関連】
人生のレシピ | NHK出版デジタルマガジン

 


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