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宇津木健太郎さん「日本ファンタジーノベル大賞2024」受賞作『猫と罰』が刊行

2023年11月に発表された未発表の創作ファンタジー小説を公募する「日本ファンタジーノベル大賞2024」で大賞を受賞した、宇津木健太郎さん著『猫と罰』が新潮社より刊行されました。

 

文豪の猫たちの輪廻転生を描いた壮大なるにゃんこファンタジー!

日本ファンタジーノベル大賞2024」の大賞受賞作『猫と罰』は、『吾輩は猫である』でお馴染みの漱石の猫はじめ、文豪たちの愛猫が輪廻を巡る、壮大なるにゃんこファンタジーです。

 
【あらすじ】

「ここだけが私の居場所なの。猫達と居るこの場所が」

「猫に九生あり」という。かつて漱石と暮らした黒猫は、何度も生と死を繰り返し、ついに最後の命を授かった。過去世の悲惨な記憶から、孤独に生きる道を選んだ黒猫だったが、ある日、魔女を称する女店主・北星恵梨香が営む猫まみれの古書店「北斗堂」へと迷い込む。文豪の猫と創作の業が絡まり合う、ハートフル×ビブリア×ファンタジー!

 
〈愛猫家の著名人からの推薦コメント〉

◆ヤマザキマリさん(本賞選考委員/愛猫・ベレン)
人はなぜ表現をするのか。なぜ表現が必要なのか。それを感受しながら生きる猫たちの、寛容と慈愛のものがたり。

◆香川愛生さん(女流棋士/愛猫・ハクとライチ)
胸がぎゅっとなって、実家の猫を抱きしめたくなりました。猫好きにはたまらない一冊です!

 

著者プロフィール

宇津木健太郎(うつぎ・けんたろう)さんは、1991年生まれ、埼玉県越谷市出身。本で溢れる家に育ち、気付けば小説を書くようになっていた。同人活動を続ける中で、2020年に『森が呼ぶ』で第二回最恐小説大賞を受賞。

2023年『猫と罰』で「日本ファンタジーノベル大賞2024」大賞を受賞。

 

日本ファンタジーノベル大賞について

森見登美彦さん、畠中恵さん、西條奈加さん、古谷田奈月さんをはじめ、数々の小説家を輩出した「日本ファンタジーノベル大賞」は、日本語で書かれた自作未発表の創作ファンタジー小説を公募する文学賞です。一般財団法人「新潮文芸振興会」が主催、読売新聞社が後援。受賞作品は新潮社から単行本として刊行されます。

なお、同賞は第25回(2013年度)を機に休止していましたが、2017年に「日本ファンタジーノベル大賞 2017」として再スタート。以前は、読売新聞東京本社と清水建設(第10回までは三井不動産販売)が主催し、新潮社が後援という体制でした。

 

猫と罰
宇津木 健太郎 (著)

吾輩、ニャンと転生!? 漱石の「猫」の続きを描き上げた、もふもふ×ビブリア奇譚!

「猫に九生あり」という。かつて漱石と暮らした黒猫もまた、幾度となく生と死を繰り返し、ついに最後の命を授かった。過去世での悲惨な記憶から、孤独に生きる道を選んだ黒猫だったが、ある日、自称“魔女”が営む猫まみれの古書店「北斗堂」へ迷い込む。

文豪の猫と創作の業が絡まり合う日本ファンタジーノベル大賞2024受賞作!

 
【関連】
試し読み | 『猫と罰』宇津木健太郎 | 新潮社

 


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