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鬼田竜次さん「第2回警察小説大賞」受賞第一作『煉獄島』が刊行

2020年に『対極』で第2回警察小説大賞を受賞した鬼田竜次(受賞時は「隆二」、単行本刊行時は「 隆治 」)さんの受賞後第一作、『対極』続編となる『煉獄島』が小学館文庫より刊行されました。

 

〈不穏〉すぎる警察小説大賞受賞第一作!

 
作家・相場英雄さんも驚愕のラスト!
「プロレスなら不穏試合だ!」

 
【あらすじ】

君に配置転換を命ずる。新たな赴任地は天照島――SATの精鋭だった中田数彦は、指揮系統を無視した暴走ぶりを咎められ、島流しの憂き目にあう。中田は駐在員として島民たちの平和を守る日々を送る…はずはなかった。

大麻栽培に励むベトナム人や怪しげな色魔シャーマン、そして裏金刑事。中田は、そんな悪党たちを凌駕する悪魔的振る舞いで新たな島の王たらんとする。

争いは、SIT係長の谷垣浩平や本土のヤクザも巻きこんだ異種格闘技戦に発展。中央政界の陰謀も見え隠れするなか、真の勝者は?

 

編集担当のコメント

第二回警察小説大賞に輝いた『対極』で、選考会を騒然とさせてから3年――著者が満を辞して放つ本作は、より不穏で、バイオレンスな警察小説になります。いや、もはや警察小説にカテゴライズできないほどの破天荒ぶり……刺激に飽き足らぬ日々をお送りの方、必読です!

 

著者プロフィール

鬼田竜次(きだ・りゅうじ)さんは、1974年生まれ、神奈川県出身。第2回警察小説大賞を受賞した『対極』で作家デビュー。

 

煉獄島 (小学館文庫)
鬼田 竜次 (著)

<既刊>

対極 (小学館文庫)
鬼田 竜次 (著)

第二回警察小説選考会を騒然とさせた問題作

警視庁には二つの特殊部隊が存在する。SATとSIT、指揮系統こそ違うものの、現場を同じくすることも多い。

高校時代に腕試しで警察学校に殴り込んだ過去を持つ中田数彦は、合法的に暴れるためにSATに志願した。一方の谷垣浩平は異例の抜擢を経てSIT係長になった。

悪童とエリート。生い立ちも信条もまるで異なる二人が衝突を繰り返しながら「厚生労働省解体」をす要求る謎のテロ集団と対峙する。彼らを捜査するうち、日本の医療制度の歪みが明らかになっていく――

第二回警察小説選考会の場を騒然とさせた問題作。解説は、同賞選考委員にして、『教場』著者である作家・長岡弘樹氏。

【編集担当からのおすすめ情報】
巻末に収録した解説では、作家・長岡弘樹氏が聞き手となって、本書主人公の中田に突撃インタビューを敢行。 『教場』著者が、「教場破り」を試みた悪童を丸裸にします。

この本 私が書きました 鬼田竜次『煉獄島』 | 小説丸

 


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