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1963年9月、創元SF文庫の歴史は始まった――日本最古の現存する文庫SFレーベルの歴史を余すところなく解説!『創元SF文庫総解説』が刊行

1963年9月に創刊された、日本最古の現存する文庫SFレーベルの歴史を余すところなく解説した史上初の公式ガイドブック『創元SF文庫総解説』が東京創元社より刊行されました。

 

1963年9月、創元SF文庫の歴史は始まった――創刊から現在まで約800冊のレビューを収録 エッセイ、対談も

創元SF文庫は2023年、創刊60周年を迎えました。

1963年9月に創元推理文庫SF部門として誕生し、フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、1991年に現行の〈創元SF文庫〉という名称への改称を挟んで、これまでに800冊近い作品を世に送り出してきました。

 
エドガー・ライス・バローズの《火星シリーズ》やE・E・スミスの《レンズマン》シリーズをはじめ、ジョン・ウィンダム、エドモンド・ハミルトン、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、レイ・ブラッドベリ、J・G・バラード、アン・マキャフリー、バリントン・J・ベイリー、ジェイムズ・P・ホーガン、ロイス・マクマスター・ビジョルド、そして近年にはアン・レッキーやN・K・ジェミシン、マーサ・ウェルズら新鋭のSFを刊行しています。また、2007年からは日本作家の刊行も開始し、2009年には《創元SF短編賞》を創設して新たな才能が輩出しています。

 
この「創元SF60周年」の掉尾を飾る大型企画として登場したのが『創元SF文庫総解説』(東京創元社編集部編)です。

本作は、節目の年を迎えるにあたり〈Web東京創元社マガジン〉にて全6回にわたって連載された企画「創元SF文庫総解説」に未紹介の作品を加えて書籍にまとめたものです。800点近い創元SF文庫の刊行物全てについてのレビュー(内容や読みどころ、SF的意義など)に加え、草創期の秘話や装幀を巡る対談、創元SF文庫史概説、創元SF文庫以外の東京創元社のSF作品にまつわるエッセイといった、ファン垂涎の書下ろしコンテンツも収録されています。

レビューは『フレドリック・ブラウンSF短編全集』からスタート

レビューは『フレドリック・ブラウンSF短編全集』からスタート

SF作家や書評家の方々の渾身のレビューを全点分収録

SF作家や書評家の方々の渾身のレビューを全点分収録

書下ろしコンテンツも充実

書下ろしコンテンツも充実

SF作家や書評家による全点レビューは圧巻。充実した書下ろしコンテンツも収録され、まさに創元SF60周年の掉尾を飾るのにふさわしい、ファン必携の一冊です。

 
【本書の内容】

1963年9月に創刊した日本最古の現存する文庫SFレーベル、創元SF文庫。そこから現在まで連なる創元SFの60周年を記念した、史上初の公式ガイドブック。フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、E.R.バローズ『火星のプリンセス』、ネヴィル・シュート『渚にて』、J.P.ホーガン『星を継ぐもの』など800冊近い刊行物の書誌情報&レビューのほか、草創期の秘話や装幀をめぐる対談、創元SF文庫史概説、創元SF文庫以外の東京創元社のSF作品にまつわるエッセイを収める。口絵には創元SF文庫の歴史を彩ってきた全作品の初版カバーをフルカラーで掲載。SFファン必携の一冊。

 

本書の目次

はじめに

創元SF文庫総解説 海外編

創元SF文庫総解説 国内編

対談「草創期の創元SF」高橋良平×戸川安宣

対談「創元SF文庫の装幀」加藤直之×岩郷重力

大森 望「創元SF文庫史概説」

牧 眞司「SF文庫以外のSF作品」

索引

 

創元SF文庫総解説
東京創元社編集部 (編集)

1963年9月、創元SF文庫の歴史は始まった
史上初の公式ガイドブック
創刊から現在まで約800冊のレビューを収録
エッセイ、対談も収めたSFファン必携の一冊

1963年9月に創刊した日本最古の現存する文庫SFレーベル、創元SF文庫。そこから現在まで連なる創元SFの60周年を記念した、史上初の公式ガイドブック。フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、E.R.バローズ『火星のプリンセス』、ネヴィル・シュート『渚にて』、J.P.ホーガン『星を継ぐもの』など800冊近い刊行物の書誌情報&レビューのほか、草創期の秘話や装幀をめぐる対談、創元SF文庫史概説、創元SF文庫以外の東京創元社のSF作品にまつわるエッセイを収める。口絵には創元SF文庫の歴史を彩ってきた全作品の初版カバーをフルカラーで掲載。SFファン必携の一冊。

装幀:岩郷重力+W.I

 


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