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関東大震災から100年!95歳の宗田理さん書き下ろし作『ぼくらの東京革命』が刊行

『ぼくらの七日間戦争』の著者・宗田理さんによる、東京の大地震をテーマにした書き下ろし新作『ぼくらの東京革命』がKADOKAWAより刊行されました。

 

『ぼくらの七日間戦争』著者による構想10年、大地震への提言

2023年9月1日は、10万人以上が亡くなった関東大震災から100年になります。

宗田理さんは東京にまた大地震がくると心配し、10数年前から資料を集めて、街や人々を守ることを考え、ぼくらシリーズの新作で、大地震や災害への対策をテーマにした物語を練りつづけてきました。

そしてついに、構想10年以上をかけ、ぼくらシリーズ新作『ぼくらの東京革命』を執筆しました。

 
【あらすじ】

ネズミが逃亡し、巨大地震の前ぶれが起きた!?

関東大震災から100年が経ち、中学2年のぼくらは、東京の防災コンテストに参加することに!
相原のグループは、大地震や津波、洪水、火災の対策を考えた『海上都市』を計画する。
いっぽう英治のグループは、一人暮らしの高齢者を助ける活動を始める。
ところが、高齢者をねらった手抜き工事で、お金をかせぐ、会社の犯罪が明らかになり……!?
知恵といたずらで、不正を行う大人はやっつけろ!

そして、ぼくらは大災害への提案を東京都知事に行う!!
宗田理さん、ぼくらシリーズ書き下ろし完全新作!!

 

宗田理さんからのメッセージ

首都圏に甚大な被害を与えた関東大震災が起こってから、今年で100年になる。
現在、東京の人口は約1400万人。関東大震災当時の3倍を超えた。人も建物もひしめき合っている。
そんな大都市における防災をテーマに取り上げたのが、新作『ぼくらの東京革命』だ。
この小説の中で、子どもたちは東京を、震災に強い理想の町にしようと考える。
やがて来るであろう大地震から、どうやって身を守るべきか、様々なアイディアを出しあう。
そして、人々が互いに思いやり、助けあうことが何よりも大切であることを学ぶ。
だが、今の世の中に目を向けると、人はいつもだれかと争っている。
戦争はその最たるものだ。自然災害からは逃れることができないが、人間自身が作りだす戦争や争いは自分たちの力で回避できる。人は一人では生きていけない。
地球上のすべての人間が少しでも穏やかに平和に生きていけるよう、力を合わせることが大切だと、ぼくは思う。                                   
――宗田理

 

著者プロフィール

宗田理(そうだ・おさむ)さんは、1928年5月8日生まれ、東京都出身。少年期を愛知県ですごす。名古屋市在住。

『ぼくらの七日間戦争』を始めとする「ぼくら」シリーズは中高生を中心に圧倒的人気を呼び大ベストセラーに。『ぼくらの七日間戦争』は実写映画・アニメ映画化もされる。角川文庫版を含めた「ぼくら」シリーズ累計販売部数は2000万部を超える。

主な作品に『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズのほか、「2A」シリーズ、「東京キャッツタウン」シリーズ(角川つばさ文庫)など多数。

 

ぼくらの東京革命 (角川つばさ文庫)
宗田 理 (著), YUME (イラスト), はしもと しん (イラスト, デザイン)

大地震から東京を守れ! 不正を行う大人は許さない! 書きおろし新作!

ネズミが逃亡し、巨大地震の前ぶれが起きた? 関東大震災から100年が経ち、ぼくらは東京の防災コンテストに参加する! 相原たちは、大地震や津波、洪水、火災の完全な対策を考えた『海上都市』を計画する。英治たちは、高齢者を助ける活動を始めるが、手抜き工事で、お金をかせぐ悪徳会社の犯罪が明らかになった。不正を行う大人は、仲間の力といたずらでこらしめる! ぼくらが東京を変え、大災害から人々を守る!

 


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