「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」を神保町で開催 小川哲さん×キム・チョヨプさん〈日韓SF作家対談〉も
一般社団法人 K-BOOK振興会は、日韓の出版社約40社が出店する本のお祭り「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」を神保町とオンラインで11月25日~26日に開催します。参加費無料、入退場自由です。
韓国の新世代SFシーンを牽引する作家キム・チョヨプさん、『地図と拳』で直木賞を受賞した作家小川哲さんの日韓SF作家の対談のほか、地域と結びつく日韓の本屋店主の対談、韓流ドラマ20周年の記念イベントなどを予定しています。
今年で5回目!「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」が開催!
韓国ドラマ、K-POPは一過性のブームを過ぎ、新たなジャンルとして日本に定着しました。次に注目されているのがK-BOOKです。書店で韓国の翻訳本が数多く並んでいる様子を見たことのある人も多いはず。
今を生きる人々が抱える問題や心の内を敏感に捉えた小説やエッセイの人気が浸透してきたほか、SF作品や児童文学、人文書などの刊行も続き、幅広いジャンルで読者層を広げています。
そんなK-BOOKをさらに楽しんでもらうべく、K-BOOK振興会と韓国国際交流財団が共催するのが、「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」です。今年で5回目の開催となりました。
今年のテーマは「こえる」。国をこえ、言葉をこえ、沈黙の時間(とき)をこえて、集います。
作家や本屋を招いたイベントのほか、韓国と日本の出版社約40社が参加するブースでは韓国の翻訳本や学習書、韓国語の本を販売します。
韓国で注目のSF作家キム・チョヨプさん×直木賞作家・小川哲さんの対談イベント「日韓SF作家対談 キム・チョヨプ×小川哲 -時をこえ、自分をこえて-」
韓国の新世代SFシーンを牽引する作家キム・チョヨプさん、『地図と拳』で直木賞を受賞した小川哲さんの日韓SF作家の対談が実現します。
■日時:11月26日(日)15:30~17:00
★詳細:https://k-bookfes.com/events/sf_dialogue/
■キム・チョヨプさん
1993年生まれ。浦項(ポハン)工科大学化学科を卒業し、同大大学院で生化学修士号を取得。在学中の2017年、第2回韓国科学文学賞中短編部門にて「館内紛失」で大賞、「わたしたちが光の速さで進めないなら」で佳作を受賞し、作家としての活動をスタート。短篇集『わたしたちが光の速さで進めないなら』(早川書房)は韓国内でベストセラーとなり、韓国の新世代SFシーンを牽引する作家となった。
他に長篇『地球の果ての温室で』、第二短篇集『この世界からは出ていくけれど』(ともに早川書房)等がある。2021年、キム・ウォニョンさんとの共著のノンフィクション『サイボーグになる』(岩波書店)で韓国出版文化賞を受賞。
■小川哲(おがわ・さとし)さん
1986年生まれ、千葉県出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。
2018年に『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞を受賞。2022年に『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、2023年1月には同作で第168回直木賞を受賞。
日本の出版社が30社以上参加!韓国からは出版社4社と人気イラストレーターが来日!
「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」では、ほかにも、以下のようなイベントを予定しています。
◆日韓の本屋店主の対談 イ・テゴンさん×内沼晋太郎さん(本屋B&B)
◆出版社プレゼン&クイズ大会
◆韓国の伝統楽器「チャング」演奏
なお、今回のイベントには、日本の出版社が30社以上参加するほか、韓国からも4社の出版社と『アーモンド』(祥伝社)の表紙イラストを手掛けるイラストレーターユニット0.1も参加します。
【韓国の参加出版社】
文学と知性社/アノンブックス/ユユ出版社/本の村ヘリ
【日本の参加出版社】34社(※2023年9月時点)
明石書店、亜紀書房、あさ出版、アスク出版、アストラハウス、アチーブメント出版、岩崎書店、岩波書店、大月書店、河出書房新社、かんき出版、クオン、光文社、CCCメディアハウス、集英社、翔泳社、小学館、祥伝社、晶文社、書肆侃侃房、新泉社、駿河台出版社、辰巳出版、筑摩書房、TOY Publishing、白水社、HANA、早川書房、PHP研究所、評論社、双葉社、ベレ出版、ポプラ社、葉々社
「K-BOOKフェスティバル 2023 in Japan」開催概要
■開催日程
◎11月25日(土)12:00~18:00
◎11月26日(日)11:00~18:00
■会場:出版クラブビル(東京都千代田区神田神保町1-32)
〔アクセス〕神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線)A5出口より徒歩2分
■参加費:無料
■目的
1)K-BOOK読者に日韓の本の作り手や売り手の思いを伝える
2)これからK-BOOKの読者となる方に新しい本や作家、書店との出会いのきっかけを届ける
3)参加出版社、全国の書店と協力し、読者がK-BOOKを身近に感じる企画を提供する
■共催:一般社団法人K-BOOK振興会、韓国国際交流財団
■主管:K-BOOKフェスティバル実行委員会
■後援:一般財団法人 日本児童教育振興財団、韓国文学翻訳院、韓国出版文化産業振興院、駐日韓国大使館 韓国文化院、李熙健韓日交流財団、アモーレパシフィック財団、株式会社クオン、永田金司税理士事務所
★公式サイト:http://www.k-bookfes.com
★X(旧Twitter):https://twitter.com/kbookfes
★Instagram:https://www.instagram.com/kbookfes/
★Facebook:https://www.facebook.com/kbookfes/
★YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCVbSnfWUwslUUOckeHTeJrw
【関連】
▼K-BOOKフェスティバル in Japan 公式サイト
▼日韓SF作家対談 キム・チョヨプ×小川哲 -時をこえ、自分をこえて- | K-BOOKフェスティバル in Japan 公式サイト
◆日本各地の看板建築を巡る男子二人組を描いた、菊地百恵さん『看板ボーイズ』が刊行 | 本のページ
◆「2024年本屋大賞」ノミネート作が決定! | 本のページ
◆梅田 蔦屋書店店長・北田博充さん8年ぶりの著書『本屋のミライとカタチ』刊行記念!全国6書店でトークイベントを開催 | 本のページ
◆筒井康隆さん〈最後の作品集〉『カーテンコール』が刊行 | 本のページ