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日本の女性はがんばりすぎ!?『ドイツの女性はヒールを履かない』が刊行

サンドラ・ヘフェリンさん著『ドイツの女性はヒールを履かない』

サンドラ・ヘフェリンさん著『ドイツの女性はヒールを履かない』

ドイツ・ミュンヘン出身のエッセイスト、サンドラ・ヘフェリンさん著『ドイツの女性はヒールを履かない』が自由国民社より刊行されました。

 

毎日を心地よく暮らすために必要なこととは?

毎日完璧なメイクをしたり、スタイルがよく見えるヒールの靴を履いたり、年齢に合わせたファッションを考えたり……。

もちろん、それらのことを楽しめるのであれば幸せですが、少しでも「疲れた」「面倒くさい」「自分らしくない」と感じているのであれば、ドイツの女性の生き方からヒントを得てみてはいかがでしょうか。

 
本書は、ドイツ・ミュンヘン出身のエッセイストであるサンドラ・ヘフェリンさんがドイツ人の価値観や日々の過ごし方を紹介する一冊。「散歩が好きなので歩きやすい靴を選ぶ」「自分の時間を大切にしたいから家事は外注」といった話は「頑張りすぎ」の日本人女性にとっては生き方を見直すインスピレーションになるかも。

料理研究家で、ドイツにもルーツを持つ門倉多仁亜さんへのインタビューも掲載

料理研究家で、ドイツにもルーツを持つ門倉多仁亜さんへのインタビューも掲載

また、「小学校に入学するタイミングが人それぞれなので、〇歳までにこうしなくては…という感覚があまりない」等、文化的な背景も交えてドイツの人々の価値観を紹介。自分の中にある固定観念を解き放つきっかけになる一冊です。

 

本書の構成

第1章 歩くのが大好き

第2章 お金をかけない

第3章 気楽に生きる

第4章 ヒールは履かない

第5章 努力を強いられない

第6章 週末は友人と過ごす

番外編 【門倉多仁亜さんインタビュー】ほか

 

著者プロフィール

著者のサンドラ・ヘフェリンさんは、エッセイスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住25年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。

著書に『体育会系 日本を蝕む病』(光文社新書)、『なぜ外国人女性は前髪を作らないのか』(中央公論新社)、『ほんとうの多様性についての話をしよう』(旬報社)などがある。

 

ドイツの女性はヒールを履かない――無理しない、ストレスから自由になる生き方
サンドラ・ヘフェリン (著)

こんにちは。『ドイツの女性はヒールを履かない ―― 無理しない、ストレスから自由になる生き方』を手に取っていただきありがとうございます。この本では基本的には「どうやったら、がんばらないで、生きることができるか」ということを書いています。

本題に入る前に少しだけ自己紹介を。私は23歳までドイツで過ごし、今では日本での生活のほうがドイツよりも少しばかり長くなりました。父親がドイツ人、母親が日本人のいわゆる「ハーフ」だということもあり、初めて会う人には「どちらの国のほうが好きですか?」と聞かれることもあります。そんな中で「ドイツと日本の似ているところ」「ドイツと日本の違い」に話題が及ぶことも。

前者に関しては、「日本人もドイツ人も真面目で割と時間を守る」「仕事をする時に詳細な計画を立てる」など気質の面で似ている面があると感じます。ちょっと難しいのが後者です。なぜなら日本では「男性であるか」それとも「女性であるか」で話がだいぶ違ってくるからです。

◎ドイツだったら想像もつかないようなところに気を配る日本の女性
◎べつに「年相応」でなくてもいい
◎あなた自身が「心地よく過ごすため」に
◎人は人、自分は自分。比べること自体が不幸の始まり
◎「最初からがんばりすぎないこと」が「女性の生きやすさ」につながる

日本では、女性がありとあらゆる面で「がんばりすぎている」ということを念頭に置き、「日本の女性の睡眠時間は世界で一番短い」ということも頭の片隅に入れ、省ける手間は積極的に省くようにしたいものです。

みなさんには「がんばるのをやめてみる」ことを勧めたいところですが、「がんばる」ことが当たり前となっている日本ではあまり現実的ではないので……「ほどほどに、がんばる」をお勧めしたいと思います。

貴女も私も自由でハッピーな生活ができますように!

(「はじめに」より抜粋・一部改変)

 


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