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『BL研究者によるジェンダー批評入門』刊行記念!溝口彰子さん×高島鈴さんトークイベントを開催

早稲田大学文学学術院准教授・溝口彰子さん著『BL研究者によるジェンダー批評入門 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン』が笠間書院より刊行されました。これを記念して、ジュンク堂書店池袋本店にて、溝口彰子さんとライター・高島鈴さんによるトークイベント「ジェンダー批評のための言葉を持つこと」が8月10日(木)にオンライン&リアル開催されます。

 

『BL研究者によるジェンダー批評入門』について

 
【本書の概要】

紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援!

本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。
「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見る」という体験がもっと豊かになります。

 
第一部では、それぞれの作品で「セクシュアル・マイノリティの登場人物や同性愛がどのような言動をしているか(what)、どのようなカメラワークで描かれているか(How)」「その背景には何があるのか」などについて、「あっこ先生」と「もえさん」の会話を通して学ぶことができます。
本文内には、専門用語の解説や参考文献の案内があり、ジェンダーやフェミニズムに関する専門的な知識がなくても読み進めることができます。

第二部では第一部のもととなった論文や映画の応援コメントなどを掲載しており、本格的な批評文にも触れることができます。大学などでのレポート作成やSNSでの発信にも役立つでしょう。

 
本書を読めば、普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、
「いろんな映像作品を見て分析したい!」
「好きな作品をもっともっと応援したい!」
「SNSで作品批評をしてみたい!」
……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。

 

トークイベント「ジェンダー批評のための言葉を持つこと」開催概要

今回のイベントでは、、『BL進化論』と『BL進化論〔対話篇〕』で「2017年度SENSE OF GENDER賞特別賞」を受賞したクィア・ビジュアル・カルチュラル・セオリストの溝口彰子さんと、『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』で「紀伊國屋じんぶん大賞2023」で1位を獲得したアナーカ・フェミニストの高島鈴さんが、「ジェンダーやフェミニズムの視点で作品批評をするようになったきっかけ」「批評の際に意識していること」「最近のエンタメやアート作品について思うこと」「BL遍歴」などについて語り合います。

 
■開催日時:2023年8月10日(木)19時30分~21時00分

■開催場所:オンライン+ジュンク堂書店池袋本店4F喫茶(東京都豊島区南池袋2-15-5)

■登壇者:溝口彰子さん、高島鈴さん

■チケット
◎視聴チケット:1,650円(税込)
◎書籍付き視聴チケット:4,070円(税込、送料別)
◎会場参加チケット:2,000円(税込)

■視聴チケット販売期間:2023年8月17日(木)12:00まで
※「会場参加チケット」は2023年8月10日(木)19:00まで。

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-230810

 

登壇者プロフィール

 
■溝口彰子(みぞぐち・あきこ)さん

クィア・ビジュアル・カルチュラル・セオリスト。早稲田大学文学学術院准教授(文化構想学部表象メディア論系)。

大学卒業後、ファッション、アート関係の職につき、レズビアンとしてコミュニティ活動も展開。1998年、米国ロチェスター大学大学院に留学。ダグラス・クリンプのもと、ビジュアル&カルチュラル・スタディーズ・プログラムで、BLと女性のセクシュアリティーズをテーマにPhD(博士号)を取得。BL論のみならず、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆し、複数の大学で講師をつとめた後、現職。

著書に『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)、『BL進化論〔対話篇〕 ボーイズラブが生まれる場所』(宙出版)があり、中国語と韓国語にも翻訳出版されている(ともに第17回Sense of Gender賞特別賞受賞)。

★YouTube “BL with AKIKO” channel:https://www.youtube.com/@blwithakiko

 
■高島鈴(たかしま・りん)さん

1995年生まれ、東京都出身。ライター、アナーカ・フェミニスト。様々なメディア、雑誌等にエッセイを寄稿。

初のエッセイ集『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』(人文書院)で「紀伊國屋じんぶん大賞2023」を受賞。8月に共編著『われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット』が刊行予定。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

BL研究者によるジェンダー批評入門: 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン
溝口彰子 (著)

本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。
「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見る」という体験がもっと豊かになります。

第一部では、それぞれの作品で「セクシュアル・マイノリティの登場人物や同性愛がどのような言動をしているか(what)、どのようなカメラワークで描かれているか(How)」「その背景には何があるのか」などについて、「あっこ先生」と「もえさん」の会話を通して学ぶことができます。
本文内には、専門用語の解説や参考文献の案内があり、ジェンダーやフェミニズムに関する専門的な知識がなくても読み進めることができます。
第二部では第一部のもととなった論文や映画の応援コメントなどを掲載しており、本格的な批評文にも触れることができます。大学などでのレポート作成やSNSでの発信にも役立つでしょう。

本書を読めば、
普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、
「いろんな映像作品を見て分析したい!」
「好きな作品をもっともっと応援したい!」
「S N Sで作品批評をしてみたい!」
……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。

アメリカ留学中のクィア理論との出会いから、自身のルーツがBLの祖先である「24年組」の「美少年漫画」だと気づいたことがきっかけで、BL論を研究し、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて執筆してきた著者による、ジェンダー批評入門講義が始まります!

<参考>

布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章
高島 鈴 (著)

今、この人の話していること、聞かないとだめじゃないかな。
耳を傾けるだけじゃなくて。体ごと傾けて。
――斎藤真理子(翻訳者)推薦

– – – – – – – – – –

あなたに死なないでほしい。
家父長制、資本主義、天皇制に抗して、あらゆる生存のためになにができるのか、なにが言えるのか。金子文子やデヴィッド・グレーバーを参照軸に、アナーカ・フェミニストの立場からこのくにの歪みを抉り出す、ライター高島鈴の初エッセイ集。脈打つ言葉は、きっと誰かの心臓と共鳴する。

「どうせ生まれてしまったんだから、他人のために、少しでもこの世をマシな方向に動かそう。自分のために殺意を使うな。首にかかった手を外して、ゆっくりと社会に向かって拳を握り直そうではないか。いろいろなものに追い詰められて、布団の上に横たわったまま動けずにいる身体は、あなたの意志ひとつで蜂起に参画できる。私はあなたと、そういう戦いをしたいのである」(本文より)

 
【関連】
8/10 溝口彰子×高島鈴「ジェンダー批評のための言葉を持つこと」 『BL研究者によるジェンダー批評入門: 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉 – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


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