人類は”横浜駅”に支配された。・・・『横浜駅SF』がマンガ化
たしかに、永遠に続くのかと思うぐらい、いつまでも工事をしている横浜駅ですが、その横浜駅が自己増殖した世界を描く、柞刈湯葉さんのSF小説『横浜駅SF』がマンガ化されました。
原作は、投稿サイト「カクヨムの第1回カクヨムWeb小説コンテストのSF部門大賞を受賞した作品で、書籍化もされ、12月24日に発売されています。
その『横浜駅SF』が、今回、新川権兵衛さんが作画により、Webマンガサイト「ヤングエースUP」にて12月27日より連載がスタートしました。
改築工事を繰り返す<横浜駅>が、ついに自己増殖を開始。
それから数百年――JR北日本・JR福岡2社が独自技術で防衛戦を続けるものの、日本は本州の99%が横浜駅化した。
脳に埋め込まれたSuika で人間が管理されるエキナカ社会。
その外側で暮らす非Suika 住民のヒロトは、駅への反逆で追放された男から『18きっぷ』と、ある使命を託された。
はたして、横浜駅には何があるのか。人類の未来を懸けた、 横浜駅構内5日間400キロの旅がはじまる――。
(横浜駅SF特設サイトより)
なお、”横浜”だからか、有隣堂伊勢佐木町本店では、
「天下のハリーポッターを抜き、みんなお困り開脚ストレッチをも抜き、堂々1位です。」という売れ行き。
なお、『横浜駅SF』によくある勘違いとして、
・店舗の在庫検索を見たけど無かった ⇒ タイトルを「新横浜SF」と勘違いしていた
まあ、新幹線が停まりますしね。
・WEBで無料で読めるのになぜ本を買うのか ⇒ WEBから7万字書き下ろしが追加されている。田中達之先生の絵が入っている。つまりWEBとは全然違う。
それならば!
・横浜に行ったことがないからわからないかも ⇒ 本作中に横浜は出てこない。舞台は日本列島(沖縄除く)
ちょっと残念。
・横浜に行く用事がないから買えない ⇒ 横浜以外でも発売中
そりゃそうです。
・家の本棚に勝手に『横浜駅SF』が増えている ⇒ 戸締まりちゃんとして
それは増殖ではないと思う。
といった事例が掲載されています。
ということで(?)SF好きの方も鉄道好きの方も、両方好きな方、特にそうでもないという方も、よろしければご覧ください。
【関連】
▼横浜駅SF特設サイト
▼ヤングエースUP – 完全無料のWebコミックサイト
▼カクヨム – 「書ける、読める、伝えられる」新しい小説投稿サイト
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