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【訃報】『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』のリチャード・アダムズ氏死去

イギリスの児童文学作家・リチャード・アダムズ氏が12月24日に死去されました。96歳でした。

 
リチャード・アダムズ氏は、オックスフォード大学で歴史を学び、第二次世界大戦従軍後は政府機関で働いていました。

家族で旅行中に、自動車の中で暇を持て余した娘さんたちに話したウサギたちの冒険物語をもとに書き上げた『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』でデビューします。
『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』は、イギリスの二大児童文学賞であるカーネギー賞とガーディアン賞の両賞を受賞し、アニメ映画化やTVアニメ化もされました。

 
ほかに、『シャーディック』、『とらくんうみをわたる』、『女王陛下の船乗り猫』、『疫病犬と呼ばれて』、『昼と夜の自然』、『ブランコの少女』などの作品を発表。
『ブランコの少女』は『白い記憶の女』(ゴードン・ヘスラー監督)の邦題で映画化もされています。

 
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち(上)ウォーターシップ・ダウンのウサギたち(上)
「すごく恐ろしいことだ!近づいてくる。ぐんぐんやって来る」。予知能力のあるファイバーの言葉を信じて、十一匹のウサギが旅に出た。いったいどこに平和な土地があるのか!?小さなウサギたちの大きな冒険…世界中をとりこにした名作が、今、改訳新版でよみがえる。

ウォーターシップ・ダウンのウサギたち(下)ウォーターシップ・ダウンのウサギたち(下)
やっとたどりついた理想の地、ウォーターシップ・ダウン。しかし、おだやかな日々はつかのまだった。つぎつぎと襲いかかる困難に、知恵と勇気と友情で立ち向かうウサギたち。命を賭けた戦いがはじまる…世界中をとりこにした感動作、待望の改訳新版!。

 


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