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トランスジェンダー17歳の成長と初恋――『フィリックス エヴァー アフター』が刊行

オークラ出版は、ストーンウォール賞児童YA文学部門オナー賞受賞(2021年)、タイム誌が選ぶ最もすぐれたYA作品100冊選出の青春小説『フィリックス エヴァー アフター』(著:ケイセン・カレンダーさん、訳:武居ちひろさん)を翻訳小説の文庫レーベル「マグノリアブックス」より刊行しました。

 

トランスジェンダーの17歳、フィリックス・ラブの成長と初恋

 
【あらすじ】

フィリックス・ラヴはイラストレーター志望のトランス少年。
大学受験のプレッシャーで大スランプに突入中、自分が男かどうかもよくわからなくなってきて、頭のなかは大混乱。

 
ある日、学校で何者かに過去の秘密をばらされたフィリックスは、みずからおとりになって復讐に乗り出す。

正体不明の犯人、性別移行後の名前を呼んでくれない父親、親友と宿敵とのありえない三角関係。LGBTQ+コミュニティの面々に囲まれながら、忘れられない17歳の夏がはじまる。

 
トランスで、黒人で、クィアの自分に、愛される価値はあるの?
自分自身を発見しつづけるフィリックスの成長と初恋をみずみずしくパワフルに描いた青春小説。

 

著者プロフィール

 
■ケイセン・カレンダー(Kacen Callender)さん

児童、ヤングアダルト向け、ファンタジー作品で知られる作家。全米図書賞、ラムダ賞など多数の受賞歴がある。

本作『Felix Ever After』はストーンウォール賞児童YA文学部門オナー賞受賞、「タイム誌が選ぶ最もすぐれたYA作品100冊」に選出され、初めての日本語翻訳作品となる。

 
■訳:武居ちひろ(たけい・ちひろ)さん

映画と食べ物が好きな英日翻訳者。人間の日々の営みと感情を描きつつ幅広い人権問題を扱った作品に関心を寄せる。

 

フィリックス エヴァー アフター (マグノリアブックス)
ケイセン・カレンダー (著), 武居ちひろ (翻訳)

 


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