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平田はる香さん『山の上のパン屋に人が集まるわけ』刊行記念!著者×ライツ社・大塚さんトークイベントを開催

長野県東御市の超人気店、パンと日用品の店「わざわざ」店主・平田はる香さんの初の著書『山の上のパン屋に人が集まるわけ』が、グループウェア企業「サイボウズ」と出版社「ライツ社」が提携して2019年に立ち上げた出版レーベル「サイボウズ式ブックス」より刊行されました。

これを記念して、地域文化商社「うなぎの寝床」(福岡県八女市)が、平田はる香さんとライツ社代表取締役の大塚啓志郎さんによるトークイベントを、旧大内邸(八女市)にて7月1日にオンライン&リアル開催します。

 

わざわざのパンを食べながらお店の軌跡をたどる! さらに、長野(わざわざ)、兵庫(ライツ社)、福岡(うなぎの寝床)という地方での働き方についても語る機会に

 
【本書「はじめに」より】

《長野県、東御市にある御牧原台地。
私はこの山の上で、2009年から「わざわざ」というパンと日用品の店を営んでいます。
「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味を込めて名付けた店です。
一介の主婦が1人で始めた、パンと日用品の店。
移動販売と自宅の玄関先での販売からスタートして創業14年になる「わざわざ」は、2017年に法人化し、現在では3つの実店舗とオンラインストアを経営。
3億円の売上がある企業へ成長しました。

山の上で始めた小さなパン屋が大きく成長したという事実を見て、「田舎暮らしで夢を叶えた成功者」と思われているのかもしれません。
でも本当は、全然そんなことないのです。
パン屋を始めることになったのは、世の中の「ふつう」にうまく乗れなかった私が、唯一できそうなことだったからです。

幾多の経営本が世の中に溢れる中で、私が本を書く意味が果たしてあるのだろうか。
「辺境地で事業を始めてうまくいった事例」をノウハウとして書く意味はあるのだろうか。
自分に問うた結果、「ない」と思いました。
だから、この本では「心」を記そうと思います。
できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。
内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。
そう思って、この本を書き記します。》

 
長野県で2009年に日用品とパンの店「わざわざ」を開店し、現在は3つの実店舗とオンラインショップを経営する平田はる香さん。「わざわざ」では発売当初からうなぎの寝床のオリジナル商品であるもんぺを取り扱っており、現在はうなぎの寝床とのコラボMONPEの製作・販売をしています。

 
そんな「わざわざ」の軌跡を、代表・平田はる香さんがまとめた初の著書『山の上のパン屋に人が集まるわけ』の発売を記念して、トークイベントが開催されます。

 
トークイベントには、この本の出版元であるライツ社から、代表の大塚啓志郎さんも登壇お迎えします。平田さんが働く上で大切にしてきたことをはじめ、この本が出版されることとなった経緯、また長野(わざわざ)、兵庫(ライツ社)、福岡(うなぎの寝床)という地方での働き方についてもお話できる時間になることでしょう。

当日は、「わざわざ」をスタートさせるきっかけとなったこだわりのパンが、会場の参加者に提供される予定です。会場は八女市の指定文化財に登録されている旧大内邸。パンを味わいながら抜群のロケーションで楽しむ特別なお話の時間に、ぜひご参加下さい。

 

「『山の上のパン屋に人が集まるわけ』刊行記念 わざわざ代表・平田はる香さんのトークイベント」開催概要

■開催日時:2023年7月1日(土)14:00~15:30(終演後に交流会の時間を設けます)

■会場:城白の里 旧大内邸(福岡県八女市立花町白木3245/https://ouchitei.jp/)+ オンライン

■登壇者
◎語り手:平田はる香さん(株式会社わざわざ代表)・大塚啓志郎さん(株式会社ライツ社代表取締役社長)
◎聞き手:本間悠さん(うなぎBOOKS)

■参加費(要予約)
◎会場参加:大人2200円、学生(小中高校生)1100円(軽飲食代・大内邸入館料込み)
◎オンライン参加:1100円
※全て税込価格

★詳細&申込み:https://unagino-nedoko.net/archives/47735/

 

登壇者プロフィール

 
■平田はる香さん

2009年長野県東御市の山の上に趣味であった日用品の収集とパンの製造を掛け合わせた店「わざわざ」を一人で開業。2017年に株式会社わざわざ設立した。2019年東御市内に2店舗目となる喫茶/ギャラリー/本屋「問tou」を出店。2020年度で従業員20数名で年商3億3千万円を達成。2023年度に3、4店舗目となるコンビニ型店舗「わざマート」、体験型施設「よき生活研究所」を同市内に出店。また初の著作『山のパン屋に人が集まるわけ』がサイボウズ式ブックスより出版された。

★note:https://note.com/wazawazapan/

 
■大塚啓志郎さん

ライツ社代表取締役社長。1986年生まれ、兵庫県出身。編集者。2008年京都の出版社に入社し、編集長を務めた後に30歳で独立。2016年9月、兵庫県明石市でライツ社を創業。編集した『認知症世界の歩き方』は、読者が選ぶビジネス書グランプリ2022で「リベラルアーツ部門賞」を、『リュウジ式至高のレシピ』は、料理レシピ本大賞 in Japan 2022で「大賞」受賞。

★ライツ社:https://wrl.co.jp/

 

地域文化商社「うなぎの寝床」について

うなぎの寝床は、福岡県八女市を拠点とし、地域に伝わる歴史や文化を独自に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」です。

2012年7月の創業から、次世代へ継承していく「地域文化(ものづくり、まちづくり、食文化など)」の価値を見立て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それ が浸透していく仕組みを整え、つくりて(生産者)、つなぎて(地域文化商社)、つかいて(生活者)、そしてその先に ある地域資源や自然も含めた生態系をつないでいきます。

 

山の上のパン屋に人が集まるわけ(サイボウズ式ブックス)
平田はる香(わざわざ) (著)

・年間3万人以上が来店
・自費出版が9千部完売
・健やかに、年商3億円

都会でうまく生きられずに、長野の地へ。
1人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか?

パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。

●どこで売る?(どこでお金を稼ぐのか)
→ 駅前の立地がいい場所ではなく、公共交通機関のない山の上
●何を売る?(何をお金に変えるのか)
→ 菓子パンで太ったお客さまを見て、商品を食事パン2種類に
●誰に売る?(誰からお金をもらうのか)
→ テレビの特集で押し寄せた人に対して、「来ないでください」

うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を。

●パン屋が人間らしい生活をできないのはふつう
●売上を長時間労働でカバーするのはふつう
●利益を出すために人件費を削るのはふつう
●お客さまに「NO」と言えないのはふつう
●成功のためにはヒエラルキーに従うのがふつう

心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。

 
【関連】
『山の上のパン屋に人が集まるわけ』刊行記念 わざわざ代表・平田はる香さんのトークイベント開催 | おしらせ | 地域文化商社 うなぎの寝床

 


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