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奇跡の実話『元・陸上自衛隊特殊作戦群医官が、雪国にいったら、毎日が医療ドラマみたいだった件。』が刊行

北海道で「へき地医療」に奔走するドクターの日常を描いた、渡邉覚文さん著『元・陸上自衛隊特殊作戦群医官が、雪国にいったら、毎日が医療ドラマみたいだった件。』がクロスメディア・パブリッシングより刊行されました。

 

周りに医師は自分だけ――「陸の孤島」で奮闘するドクターの奇跡の実話

「へき地医療のことを、もっと多くの人に知ってもらいたい」

 
「えりも岬」で有名なえりも町(北海道・幌泉郡)のドクターとして、元々は陸上自衛隊の医官として活躍し、米軍で1年間の前線医療を経験した著者の渡邉覚文(わたなべ・あきふみ)さんが赴任しました。

 
ドクターヘリも来ない、周りに自分しかドクターがいない環境は、まるで毎日がドラマのよう……。えりもの診療所は、周囲の病院から離れた場所にあるため、絶対にこの診療所で全ての救急患者を受け入れなくてはいけません。大病院への道が閉ざされた嵐の日、家族のように親しい住人とのふれ合い…など、苦労話や心温まるエピソードも紹介しながら、「へき地医療」に取り組むドクターの汗と涙の奮闘を綴った一冊です。

章ごとに「へき地医療」の現場がよくわかるマンガもついています。

少子高齢化や地方の過疎化が進むなか、現在のへき地医療の現場が抱えている問題は、誰にとっても決して他人事ではありません。ある地域での成功事例が、ほかの地域を救うことになるかもしれません。それだけでなく、へき地という環境だからこそ実現できる医療があり、それが都会の医療を変える可能性だってあるのです。

 
本書は、渡邉さんが「へき地医療のことを、もっと多くの人に知ってもらいたい」その一心で書きました。北海道のへき地での医師の生活を、一般の人がなかなか知ることのできない話題にも踏み込んで描いた物語となっています。

 

本書の構成

第1章 へき地医療に足を踏み入れた日

第2章 へき地医療の現実をなんとかしたい!

第3章 予防医療で地域を支える

第4章 これからのへき地医療について

 

著者プロフィール

著者の渡邉覚文(わたなべ・あきふみ)さんは、医療法人社団並木会 渡邉医院 院長。防衛医科大学卒業。自衛隊中央病院、防衛医大第一外科に勤務。その後米国に留学。1年間米軍で過ごし前線医療を経験、特殊作戦部隊の衛生を学ぶ。帰国後に陸上自衛隊特殊作戦群の衛生部門の立ち上げに携わり、自衛隊中央病院外科に勤務しイラク復興支援群にも参加。

その後、新東京病院を経て、2008年4月からえりも町立国保診療所に赴任。えりもでの診療を必要とする全ての患者さんを受け入れる経験から地域全体の予防医療にも取り組む。2015年9月より安平町早来に、渡邉医院を開業。えりもで培った全ての患者さんを受け?れる精神をもとに専門診療科に捉われない全てを診る診療を心がけている。

 

元・陸上自衛隊特殊作戦群医官が、雪国にいったら、毎日が医療ドラマみたいだった件。
渡邉覚文 (著)

陸の孤島ともいえる場所で奮闘するドクターの物語!
町の人たちを救いたいと奔走する姿に胸が熱くなる!

「えりも岬」で有名なえりも町に一人のドクターが赴任しました。
それが著者の渡邉氏です。元々は陸上自衛官のドクター、陸上自衛隊特殊作戦群医官として活躍していましたが、あるきっかけでこの地に来ることになったのです。

限られた医療資源のなかで、最善を尽くさなければ患者さんを助けられない。
自分の専門分野なんて関係ない。
医師は自分しかいない。
そして、町の人たちはそんな自分を頼りにしてくれている……。
遭遇するのは、今までに経験のないことばかり。
そういった難局をスタッフたちと乗り越えるうちに、いつの間にか町の人たちとの間に絆も感じるようになりました。
振り返ってみると、そんな日々は、まるで医療ドラマのようでした。

大病院への道が閉ざされた嵐の日。
家族のように親しい住人とのふれ合い。
そんな心温まるエピソードも紹介しつつ、「へき地医療」に取り組むドクターの生活を綴ります。

 


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