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実話を基に若年性認知症の本人とその家族の9年間の軌跡を描く映画原作『オレンジ・ランプ』が刊行

6月30日(金)から公開の映画「オレンジ・ランプ」(主演:貫地谷しほりさん、和田正人さん)の原作小説『オレンジ・ランプ』(著:山国秀幸さん)が、映画公開に先駆け4月6日に幻冬舎文庫より刊行されました。

映画「オレンジ・ランプ」は、39歳で若年性アルツハイマー型認知症を発症した丹野智文さんの実話を基に本人とその家族の9年間の軌跡を描いた感動作です。

 

小説「オレンジ・ランプ」が映画公開に先駆け4月6日発売

小説では認知症本人の夫・只野晃一と、妻・真央それぞれの視点から物語が交互に描かれており、各登場人物の心情や背景などが、映画とは異なるアプローチで描写されています。

 
また、晃一以外の認知症ご本人も多数登場し、映画では描かれていないエピソードも綴られています。「認知症」と診断されても普段通りに暮らされているご本人たちへの丹念な取材を基に描かれた本作は、夫婦の希望と再生の物語であり、「認知症」を前向きに描いた小説となっています。巻末には本作のモデルとなった丹野智文さんによる解説も掲載されています。

 
<あらすじ>

僕は39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された。車の営業として働き盛りだった僕はその事実を受け入れられない。だが、ある日、顧客の顔を忘れ、会議を忘れ、とうとう自宅への帰り道も忘れてしまった。いつか大切な家族のことも忘れてしまうのだろうか。「人生、もう終わり」。そう思っていたが……。実在の人物をモデルにした感動の物語。

 

著者プロフィール

著者の山国秀幸(やまくに・ひでゆき)さんは、1967年1月生まれ、大阪府和泉市出身。介護・医療・地域創生などの社会課題を題材としたエンターテインメント映画の企画・プロデュース、脚本を手掛けている。多くの作品で、原作・プロットを執筆。市民上映会での展開を前提に、人が人を支える社会づくりに貢献する映画製作「シネマソーシャル」を提唱。

主な作品に「ケアニン~あなたでよかった~」(2017/鈴木浩介監督)、「ピア~まちをつなぐもの~」(2019/綾部真弥監督)、「ケアニン~こころに咲く花~』(20/鈴木浩介監督)、「天使のいる図書館」(17/ウエダアツシ監督)、「オレンジ・ランプ」(2023年6月30日公開/三原光尋監督)など。

 

映画「オレンジ・ランプ」について

39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されながらも、ネッツトヨタ仙台に勤め、講演活動等を続けている丹野智文さんの実話に基づき、夫婦の9年間の軌跡を描く物語。

6月30日(金)に新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他にて全国ロードショー。

 
■主演:貫地谷しほりさん・和田正人さん

■監督:三原光尋さん

■企画・脚本・プロデュース:山国秀幸さん

■脚本:金杉弘子さん

■原作:山国秀幸さん『オレンジ・ランプ』(幻冬舎文庫)

★公式サイト:https://www.orange-lamp.com/

 

 

オレンジ・ランプ (幻冬舎文庫)
山国 秀幸 (著)

ある日、僕は認知症と診断された。
まだ、39歳だった――。
実話をもとに描く、夫婦の9年間の軌跡。

 
【関連】
映画『オレンジ・ランプ』公式サイト

 


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