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村山由佳さん〈激しく切ない夫婦の物語〉『Row&Row(ロウ・アンド・ロウ)』が刊行

『サンデー毎日』の人気連載を書籍化した、村山由佳さんの長編小説『Row&Row(ロウ・アンド・ロウ)』が毎日新聞出版より刊行されました。

 

漕げよ、漕げ、あなたの舟を――夫婦の歪みと「再生」を高解像度で描く、デビュー30年にして到達した恋愛文学の極致

 
【あらすじ】

結婚13年――愛の賞味期限が過ぎても、この生活が続くと思っていた。あの人が現れるまでは。

東京の広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年。毎日の生活にうっすら不満を抱えつつ、表面的には凪いだ日々を送っていた。ところが、20代の美登利を美容院のアシスタントとして招き入れたことで少しずつゆらぎが生まれて……。

気づかぬうちに深い川に隔てられた二人は再び漕ぎ寄ることができるのか?
夫婦、そして、男と女の心理を細密に描き出した傑作長編。

 

著者プロフィール

著者の村山由佳(むらやま・ゆか)さんは、1964年生まれ、東京都出身。1993年『天使の卵 エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。

2003年『星々の舟』で直木賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、島清恋愛文学賞、2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。近著に『星屑』『ある愛の寓話』など。

 

Row&Row
村山 由佳 (著)

 


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