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ドラマから映画、K-POPまで、「韓流」の強さの秘密を完全分析『韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか』が刊行

増淵敏之さん・岡田幸信さん著『韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか』(徳間書店)

増淵敏之さん・岡田幸信さん著『韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか』(徳間書店)

「イカゲーム」や「パラサイト」、BTSなど、ドラマ・映画・音楽・マンガなど世界で熱狂的なブームを巻き起こしている韓国コンテンツの最強戦略を解説した、増淵敏之さん・岡田幸信さん著『韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか』が徳間書店より刊行されました。

 

日本ブランドが世界で再び飛躍するためのヒントがここにある!

「冬のソナタ」から始まった韓流ブームは、いかにして世界を制覇するまでに至ったのか。韓国の国家戦略から官民あげての巧みなメディアミックス、聖地巡礼への誘導、ファンによるSNSや動画とも連動したフリーミアムモデルまで、新たなファンを次々と巻き込み、巨大なブームを創り出すビジネスモデルの秘密を解き明かします。

 
韓国の現地取材も敢行、ドラマで使用され聖地化されたロケ地を訪れ、コンテンツツーリズムの実態や街全体での取り組みを、豊富な写真や地図で紹介。

「太陽の末裔」「愛の不時着」「梨泰院クラス」「トッケビ」「マイ・ディア・ミスター」「椿の花咲く頃」「ある春の夜に」「青春の記録」「ヴィンチェンツォ」「イカゲーム」「その年、私たちは」「二十五、二十一」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などのヒットドラマを取り上げながら、熱狂的なファンを生む作品が生まれる背景を解説します。

(人気ドラマの「聖地マップ」付き)

(人気ドラマの「聖地マップ」付き)

(聖地となっている韓国ドラマのロケ地を多数取材。写真は『梨泰院クラス』のロケ地)

(聖地となっている韓国ドラマのロケ地を多数取材。写真は『梨泰院クラス』のロケ地)

(人気コンテンツの「舞台」としての街の取り組みも現地取材。写真はソウル街中にある『イカゲーム』に関する案内所)

(人気コンテンツの「舞台」としての街の取り組みも現地取材。写真はソウル街中にある『イカゲーム』に関する案内所)

さらには、世界視聴ランキング・トップ10作品を次々と世に送り出している制作会社スタジオドラゴンのシステムなどについても詳述。

著者は法政大学大学院政策創造研究科教授の増淵敏之さん。東芝EMIやソニー・ミュージックエンタテインメントなどでコンテンツ制作に携わった経歴を持ち、現在はコンテンツツーリズム学会会長や文化経済学会<日本>特別理事などの公職も務める、コンテンツ戦略の第一人者です。

世界を熱狂させる韓国コンテンツのヒットの裏側を詳細に解き明かした本書は、韓流ファンはもちろんのこと、ファンビジネスやブランド展開を考えているビジネスパーソンにとっても有益な内容となっています。

 

本書の構成

はじめに

第1章 日本のドラマはなぜ韓流に負けるのか?
すべては『冬ソナ』から始まった
『イカゲーム』の世界的躍進
ウェブトゥーンからのドラマ化

第2章 コンテンツ大国を目指す韓国
日本の「クールジャパン政策」との違い
通貨危機という国難が転機となった
韓流ブームを支えた政府機関

第3章 K-POPの海外戦略
ドラマOSTと音楽サブスクの相乗効果
日本を手本として発展
VLIVE、ARMYに見る独自プロモーション

第4章 活発化する韓国ドラマの「聖地巡礼」
音楽、ドラマのコンテンツツーリズムが盛んな韓国
パンデミック後に行きたい国として存在感を増す韓国
代表的な作品のロケ地を巡る
~『太陽の末裔』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』など~

第5章 韓流ブームを下支えするSNSや動画共有サイト
大人気の「ソウルウォーカー」
在韓日本人からの発信
制約が多い日本のロケ

第6章 韓国ドラマが日本人を魅了する理由
韓流ブームは中高年から若者へ移り、再び中高年に
日本よりホームドラマが根強い人気の韓国
カメオ出演というファンサービスと制作費の問題

第7章 日本のエンタメ業界から見た韓国ドラマの強さ 岡田幸信
韓流5.0
日本にはない多種多様なドラマジャンル
スタジオドラゴンの快進撃

おわりに

 

 


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