本のページ

SINCE 1991

『SFが読みたい!2023年版』刊行記念!長谷敏司さん×小川哲さん×春暮康一さんオンライントークイベントを開催

『SFが読みたい!2023年版』

『SFが読みたい!2023年版』

『SFが読みたい!2023年版』が早川書房より2月中旬に刊行されます。これを記念して、丸善ジュンク堂にて、長谷敏司さん×小川哲さん×春暮康一さんによるオンライントークイベント「激動の2020年代、日本SFはどこへ向かうのか」が2月11日(土・祝)に開催されます。

 

オンライントークイベント「激動の2020年代、日本SFはどこへ向かうのか」開催概要

今回のイベントでは、10年ぶりとなる本格SF長篇『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を上梓した長谷敏司さんと、『地図と拳』で第168回直木賞を受賞したハヤカワSFコンテスト出身作家の小川哲さん、同じくハヤカワSFコンテスト出身で、ファーストコンタクトをテーマとする中篇集『法治の獣』を上梓した春暮康一さんの三人が、激動の2020年代におけるSFの役割、向かうべき方向性について語り合います。

 
■開催日時:2023年2月11日(土・祝)19:30~21:00

■場所:オンライン配信(Zoomウェビナー)
※配信終了から1週間、アーカイブ配信あり

■参加方法:以下のいずれかのチケットを購入してください。
◎オンライン視聴チケット:1,100円(税込)
◎『SFが読みたい!2023年版』+オンライン視聴チケット:1,870円(税込)+送料

■チケット販売期間:2023年2月11日(土・祝)19:00まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-230211

 

出演者プロフィール

 
■長谷敏司(はせ・さとし)さん

1974年生まれ、大阪府出身。関西大学卒業。2001年『戦略拠点32098 楽園』で第6回スニーカー大賞金賞を受賞し作家デビュー。

2009年、初の本格SF長篇『あなたのための物語』(ハヤカワ文庫JA)で「ベストSF2009」国内篇第2位。2014年「allo, toi, toi」ほか4篇収録の作品集『My Humanity』(ハヤカワ文庫JA)で第35回日本SF大賞を受賞。

 
■小川哲(おがわ・さとし)さん

1986年生まれ、千葉県出身。東京大学教養学部卒業、同大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年『ユートロニカのこちら側』でハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。

2018年に『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞第31回山本周五郎賞を受賞。2022年に『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、2023年に同作で第168回直木賞を受賞。

 
■春暮康一(はるくれ・こういち)さん

1985年生まれ、山梨県出身。山梨大学大学院物質・生命工学専攻修士課程修了。2019年「オーラリメイカー」で第7回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞し、同名単行本でデビュー。2022年『法治の獣』を刊行。現在、メーカー勤務のエンジニア。

 

SFが読みたい!2023年版
S‐Fマガジン編集部 (編集)

年間ベストSF発表、ベスト1作家からのメッセージ、サブジャンル別ベスト、この一年のSF関連トピック、2023年の各出版社のSF書籍刊行予定、SF作家たちの最新予定「2023年のわたし」、SF関連書籍&DVD目録などでおくる恒例のガイドブック最新版!

プロトコル・オブ・ヒューマニティ
長谷 敏司 (著)

伝説の舞踏家である父の存在を追って、身体表現の最前線を志向するコンテンポラリーダンサーの護堂恒明は、不慮の事故によって右足を失い、AI制御の義足を身につけることになる。絶望のなか、義足を通して自らの肉体を掘り下げる恒明は、やがて友人の谷口が主宰するダンスカンパニーに参加、人のダンスとロボットのダンスを分ける人間性の【手続き/プロトコル】を表現しようとするが、待ち受けていたのは新たな地獄だったーー。SF史上もっとも卑近で、もっとも痛切なファーストコンタクト。『あなたのための物語』「allo, toi, toi」『BEATLESS』を超える、10年ぶりの最高傑作。

地図と拳
小川 哲 (著)

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」
日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。

ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。

法治の獣 (ハヤカワ文庫JA)
春暮康一 (著), 山岸真 (解説), 加藤直之 (イラスト)

緻密な驚きが星々に息づいている。
また新しい宇宙がSFに生まれた。
――小川一水(作家)

高揚感・知的興奮に満ちた、
第一級のストレートなSFである。
――山岸真(SF翻訳業)

ハヤカワSFコンテスト出身の新世代作家が、生命の常識をくつがえす中短篇3作

解説:山岸真(SF翻訳業)

カバーイラスト:加藤直之

惑星〈裁剣(ソード)〉には、あたかも罪と罰の概念を理解しているかのようにふるまう雄鹿に似た動物シエジーが生息する。近傍のスペースコロニー〈ソードⅡ〉は、人びとがシエジーの持つ自然法を手本とした法体系で暮らす社会実験場だった。この地でシエジーの研究をするアリスは、コロニーとシエジーをめぐる衝撃の事実を知り――戦慄の表題作に、ファーストコンタクトの光と影を描ききる傑作2篇を加えた、地球外生命SF中篇集

 
【関連】
2/11 激動の2020年代、日本SFはどこへ向かうのか『SFが読みたい!』刊行記念トークイベント – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です