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「新潮社 本の学校」で翻訳家・高見浩さんが初めて語る「翻訳で最も大切なこと」開講

(c) 新潮社

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オンライン学習サービス「新潮社 本の学校」にて、高見浩さんの初めての翻訳論「翻訳について、ぼくが語れる二、三の事柄」が開講しました。

 

第一線を走り続けて50数年、翻訳家・高見浩さんが初めて語る、翻訳で最も大切なこと

1960年代から70年代にかけて、スウェーデン社会の光と影を全10巻で描いて大ヒット、”北欧社会派ミステリ”の嚆矢となったマルティン・ベックシリーズ(マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー著)、サンフランシスコの『名無しの探偵(オプ)』シリーズ(ビル・プロンジーニ著)、”レナード・タッチ”と評され、軽妙な会話で読者を魅了した悪漢小説が、多数映画化されブームを引き起こしたエルモア・レナード、トマス・ハリスの『ハンニバル』『羊たちの沈黙』、そして一連のヘミングウェイの新訳など――。

 
百数十冊に及ぶその訳業は、エンターテインメントから純文学まで幅広く、日本の海外翻訳文学の興隆とそのまま重なります。

本講義は、名実ともに翻訳界のトップランナーである高見浩さんによる、初めての翻訳講義です。

 
【講義内容】

・自分もまだ、翻訳とは何か、わかっていないような気がする
・基本の基本――メインテーマを把握する
・最初に読むときが勝負
・キャラクターを掴む
・徹底したリサーチ
・とんでもない発見
・原作にあえて逆らったケース
・スペインの旅で見えてきた、ヘミングウェイの創作技法
・描写の正確さを、75年後に実感
・”Lost Generation”=「失われた世代」でよいのか?
・「失われた世代」から「自堕落な世代」へ
・会話はなぜ重要か? 次作をめぐって

 

講師プロフィール

高見浩(たかみ・ひろし)さんは、1941年生まれ。東京外国語大学卒業。1965年光文社入社、「宝石」編集部に在籍、野坂昭如さん・青島幸男さんらを担当。1969年退社、翻訳家に。

マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーのマルティン・ベックシリーズ(角川文庫)、ビル・プロンジーニ(新潮文庫)、エルモア・レナード(文藝春秋、小学館文庫)、トマス・ハリス(新潮文庫)、ヘミングウェイの新訳(新潮文庫、角川春樹事務所)など、訳書多数。翻訳界の第一人者。最新訳書は、ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』(新潮文庫)。

 

「翻訳について、ぼくが語れる二、三の事柄」概要

■受講料;2,100円(税別)

■講義時間:約54分

■公開終了予定:未定

★「本の学校」ホームページ:https://hon-gakko.com

★サンプル動画URL:https://one-stream.io/catalog/vNF2QMWSQUb8hTXiTbjND8lsPK02/video/017b617e-8157-47cb-8b60-11487ae9620e
※リンク先から購入画面に進むことができます。

 
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