国内外の映画祭で受賞多数!脳性まひと共に生きる女性の成長を描いた映画『37 セカンズ』の漫画版が刊行
脳性まひで車イス生活を送る女性のひと夏の冒険を描き、話題を集めた映画『37 セカンズ』の漫画版(原作:HIKARIさん/漫画:栗原陽平さん)の第1巻が新潮社より刊行されました。
貴田ユマ23歳、職業・漫画家アシスタント
ウェブ漫画サイト「くらげバンチ」連載中より、「攻めてる」「すっごくしんどくって、すっごく良い!!」と話題を集めた本作。脳性まひで車イス生活を送る主人公・ユマは、過保護な母親と二人暮らし。漫画家として活躍する幼なじみの友人・さやかのアシスタントをしていますが、実際に描いているのはユマの方で……。
何としてもプロになりたいと思いから、勇気を振り絞ってエロ漫画誌の編集部に持ち込みに行ったものの、編集長に「妄想だけで描いたエロ漫画なんて面白くない」と言われてしまいます。
みずからの人生を切り拓くために彼女が向かった先は、なんと歌舞伎町で…!? この街での出逢いが、彼女の運命を大きく動かしていきます。生きづらさを抱えるユマの一歩に心動かされる成長ストーリーです。
【あらすじ】
「もし私が1秒でも早く、呼吸できていたら――」貴田ユマ23歳、職業・漫画家アシスタント。脳性まひで車イス生活を送る彼女は、母と二人で暮らしている。漫画家として活躍する幼なじみのさやかのアシスタントをしているが、実際に漫画を描いているのはユマの方で……。
生きづらい世界を飛び出した時、彼女の目の前に広がった情景とは――!?
第69回ベルリン国際映画祭にてパノラマ観客賞とCICAE―国際アートシアター連盟賞をダブル受賞したほか、監督のHIKARIさんが第61回日本映画監督協会新人賞を受賞した傑作映画を漫画化。閉じられた世界で生きてきた女性のひと夏の冒険を新鋭・栗原陽平さんが、みずみずしいタッチで描きます。
<推薦コメント>
「純粋で苦しくて面白い、胸に響くストーリー。嫌いな自分と好きな自分、「私」を構成する臭くて美しくて形のないものたちの感触を知る体験ができる漫画です。」
――『海が走るエンドロール』たらちねジョンさん
栗原陽平さん コメント
このたび『37セカンズ』という素晴らしい映画のコミカライズを担当できて、とても嬉しく思っております。なかなか自分から触れられない世界を一つ一つ楽しみながら描いていますので、よかったらご覧ください!!
著者プロフィール
■原作・HIKARIさん:映画監督。本作で第61回日本映画監督協会新人賞を受賞。
■漫画・栗原陽平さん:漫画家。本作が初単行本。
37セカンズ 1 (バンチコミックス) 栗原陽平 (著), HIKARI (著) |
【関連】
▼37セカンズ – 原作:HIKARI 漫画:栗原陽平 | くらげバンチ
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