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ホラー映画で生き残ったヒロインのその後とは?『ファイナルガール・サポート・グループ』が刊行

グレイディ・ヘンドリクスさん著『ファイナルガール・サポート・グループ』(訳:入間眞さん)

グレイディ・ヘンドリクスさん著『ファイナルガール・サポート・グループ』(訳:入間眞さん)

全米で2021年7月にBerkley社から発売されたグレイディ・ヘンドリクス(Grady Hendrix)さん著「The Final Girl Support Group」の翻訳版『ファイナルガール・サポート・グループ』(訳:入間眞さん)が竹書房より刊行されました。

 

名作ホラー&スラッシャー映画へのオマージュ満載! アカデミー賞女優・シャーリーズ・セロンさんと『IT/イット』のアンディ・ムスキエティ監督がタッグを組んでドラマ化!

本書は『吸血鬼ハンターたちの読書会』(早川書房)などの著作があるグレイディ・ヘンドリクスさんの最新作です。

連続殺人鬼の魔の手を逃れ、最後に生き残った女性――”ファイナルガール”たち5人が、再び何者かに命を狙われるようになる。果たして犯人は誰か? その目的は? ホラー映画のヒロインたちを実在のものとしたメタ・ホラー小説となっています。

 
小説内では、『13日の金曜日』『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『エルム街の悪夢』『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』『スクリーム』といった名作ホラー&スラッシャーにオマージュを捧げた作品・登場人物が登場。ホラー映画におけるヒロイン像などについても言及し、現代社会における女性の立場といった社会的な問題にまで切り込んでいく異色作です。

 
本作はアカデミー賞受賞経験もあるシャーリーズ・セロンさん(『マッドマックス 怒りのデスロード』『プロメテウス』『モンスター』)と『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を大ヒットに導いた監督アンディ・ムスキエティさんのコンビでドラマシリーズ化も企画中。劇中の5人のヒロインたちを誰が演じるのか、といったことも話題になっています。

 
<新聞・雑誌・作家も絶賛!『13日の金曜日』最初の”ファイナルガール”も推薦!>

「警告しておきます。本書は、深刻な不安を引き起こす可能性があります。私を1980年代に引き戻した、クレイジーでエモーショナルなジェットコースターのような作品」
――エイドリアン・キング

「『ファイナルガール・サポート・グループ』は、アクション、独創性、そしてメスのように鋭いキラリと光るコンセプトで読者を熱狂させる」
――シャーレイン・ハリス[〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラー作家(『トゥルーブラッド』『月下に咲くは恋の華』)]

「素晴らしい読み物だ……ヘンドリックスはホラー・ユーモアを書くのが得意だ…彼のキャラクターは面白くてリアルだが、少なくともひとりきっと手足を失うに違いない……本書の”ファイナルガール”たちの窮状には、偉大なホラー映画の恐怖がすべて詰め込まれている。彼女たちのリアルなトラウマを感じ取れることだろう」
――〈ニューヨークタイムズ〉紙

「スリリングで、ダークで、そして面白い」」
――〈タイム〉誌

「スラッシャーを知り尽くした作家による、メタ・ホラー小説の決定版。たまらなくエンターテイメントで、ページをめくるのをやめられない」
――〈USAトゥデイ〉紙

「『ファイナルガール・サポート・グループ』は、ミソジニーの暴力への執着がいかにして女性の生活を破壊し、想像を絶するトラウマを与えるかーーそして、どのようにしてそれと戦い、生き続けることができるかについてを巧みに描いた作品です。この本の”ハート”は、共感であり電光石火のペースで進行する悪質なスリラーで、カタルシスがある。あなたがホラー映画ファンなら、読まずにはいられないはずだ」
――マロリー・オメラ[ベストセラー作家(『The Lady from the Black Lagoon』)]

「グレイディ・ヘンドリックスの新作『ファイナルガール・サポート・クラブ』は気の利いた小説だ。過去数十年のホラー/スラッシャー映画で描かれたメタファーと展開を、機知と知性を備えたブレンダーに投げ込んで、説得力のある、サスペンスに満ちた物語を生み出した。ヘンドリックスはユニークな視点を持っており、このジャンルにはそれがもっと必要だ!」
――ミック・ギャリス[作家・監督(「ザ・スタンド」1994・TV、「シャイニング」1997・TV、「スティーヴン・キング 骨の袋」2011)]

 

『ファイナルガール・サポート・グループ』あらすじ

“ファイナルガール”とは――ホラー映画でクレジットロールが流れるラストまで生き残った者のこと。殺人鬼に反撃し、打ち負かし、友人たちの仇を討つ者。血まみれになりながらも勝利をおさめる者。だが、サイレンが遠ざかり、観客が立ち去ったあと、彼女はどうなるのか?

 
リネット・ターキントンは22年前の大殺戮を生き延びた現実のファイナルガール。その経験は以後の彼女の生きる日々を決定づけた。彼女はひとりではない。想像を絶する殺人事件で生き残った女性のためのサポート・グループに10年以上にわたって参加。ほかの5人のファイナルガールたちとセラピストとともに、壊されてしまった人生をひとつひとつ組み立て直そうとしている。

ところが、ひとりのメンバーがグループを欠席したとき、リネットの最大の危惧が現実のものとなる――。グループの存在を知った何者かが彼女たちの人生を破壊しようと決意したのだ。そして最初の犠牲者が……。

犯人は誰か? 真の目的は? そして”ファイナルガール”たちは、生き残ることが出来るのか――。

 

著者プロフィール

著者のグレイディ・ヘンドリクス(Grady Hendrix)さんは、ニューヨーク在住の小説家・脚本家。著作に『Horrorstor』『My Best Friend’s Exorcism』『We Sold Our Souls』、『吸血鬼ハンターたちの読書会』(早川書房)などがある。また、70年代から80年代のホラー系ペーパーバック・ブームの歴史をたどったノンフィクション『Paperbacks from Hell』が高く評価されている。本作をはじめ著作の多くが映像化企画が進行中である。

 
<主な映像化作品(進行中企画も含む)>

The Final GIrl Support Group[原作]企画進行中
Horrorstor[原作・脚本・製作総指揮]企画進行中
The Black Room [原作]プリ・プロダクション
My Best Friend’s Exorcism[原作]撮影完了
2019「サタニックパニック」Satanic Panic[原案・脚本・製作総指揮]

 

ファイナルガール・サポート・グループ (竹書房文庫)
グレイディ・ヘンドリクス (著), 入間 眞 (翻訳)

 


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