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お笑い×小説が起こす物語革命!『小説現代』12月号はトム・ブラウン布川さん、吉住さんら若手芸人6人が小説にチャレンジ!

『小説現代』12月号はトム・ブラウン布川さん、吉住さんら若手芸人6人が小説にチャレンジ!

『小説現代』12月号はトム・ブラウン布川さん、吉住さんら若手芸人6人が小説にチャレンジ!

講談社が発行する『小説現代』2022年12月号(11月22日発売)はお笑い総特集号として、トム・ブラウン布川さん、吉住さんら気鋭の若手芸人6人が小説にチャレンジする「お笑い×小説が起こす 物語革命!」、劇団ひとりさんの創作論、伊坂幸太郎さんの寄稿「ダウンタウンと私」、小説家・芸人双方向の50人による大アンケートなどを掲載しています。

 

特集「お笑い×小説が起こす 物語革命!」

今やお笑い芸人たちはエンタメの地図を大きく塗り変え、その勢力図は小説の世界にも広がりつつあります。今回は6人の気鋭の若手芸人による短編小説を中心に、その才能を余すことなく披露します。

 
<書き下ろし短編>

◆「アブノーマル」 ニシダさん(ラランド)
自分の悩みも「笑い」「コンビ愛」のタネなのか。自分を本当に理解してくれているのは誰なのか。「普通じゃない」と言われてきた主人公の、葛藤とやるせなさを描く。

◆「みててよマシーン」 上田航平さん(ゾフィー)
2052年、人類はついに観客ロボットを自らの手で作り上げた!? 舞台表現をこよなく愛する著者だからこそ書けた、演者と観客の未来をめぐるSFドタバタ小説。

◆「巻き戻し」 石橋遼大さん(四千頭身)
恋なんて、めんどくさい。小学生の頃以来、異性との微妙な距離感を抱えて生きてきた男が、最近恋愛を面白く感じ始めたわけは? 20代の著者のほろ苦青春小説。

◆「そそぐ」 吉住さん
隣に、憧れのアイドルが引っ越してきた。僕は、顔だけ見て応援しているようなファンとは違う。あの声、あの佇まい、それさえあれば。なのに、まさかの報道……。

◆「イルオ」 ぴろさん(キュウ)
誰からも名前を呼ばれない僕は、この世界で存在していないも同然。だから代わりに、自分が全ての物の名付け親になる世界を作って過ごしている。

◆「新発売! コナファ ギャンワアイランド」 布川ひろきさん(トム・ブラウン)
世界は、無数の音で溢れている。新作ゲーム開発のため、まだ見ぬ擬音語を求めて彷徨う主人公の、愉快でぶっ飛んだドタバタ珍道中!

 

『小説現代』12月号の主な内容 〔敬称略〕

◆対談
芸人は最強のクリエイターだ! 劇団ひとり×ゾフィー・上田
今年、12年ぶりの小説『浅草ルンタッタ』を上梓するなど、マルチな活躍を続ける劇団ひとりの創作の秘訣に、気鋭の若手・上田が迫る!

 
◆特別寄稿
1.伊坂幸太郎「ダウンタウンと私」
当代を代表する小説家に影響を与えたのは、あの伝説の漫才師。
2.加地倫三(テレビ朝日 エグゼクティブプロデューサー)「”読書芸人”が教えてくれたこと」
日本中の本好きが毎年放送を待ちわびている人気番組『アメトーーク!』の「読書芸人」。その成立から今に至る歴史まで。
3.バイきんぐ 小峠英二「夢を追いつづける芸人たちの”歩行祭”」
あの頃僕らは、面白いことに飢えていた。売れない芸人だった頃の輝ける青春の一ページ。

 
◆アンケート
小説家・お笑い芸人、50人に聞きました!
作家:伊坂幸太郎、瀬尾まいこ、桜木紫乃ほか
芸人:タイムマシーン3号、ウエストランド、山田ルイ53世ほか
あの小説家にネタを!この芸人に小説を書いてほしい!など、気になるテーマで小説家・芸人双方に聞きました!

 
◆鼎談
「M-1 1回戦敗退したやつが、実は一番お笑いに詳しい説」
テレビでは決して見ることができない、すでに今年のM-1の結果が出てしまった芸人たちの誌上反省会。

 
◆独占手記
コップ よねしろ「地底の中心で、お笑い愛を叫ぶ」
落ちたら終わりじゃない?? M-1にはさらに壮絶なアフターストーリーが待ち受けている。

 
◆インタビュー
西澤千央 今、女芸人が一番面白い!
世の中の変化と合わせるように、女芸人の世界も多様化している。新刊『女芸人の壁』刊行に寄せて。

 
<全編公開>
今野 敏 署長シンドローム
大森署・新署長の手にかかれば、難事件も縦割り行政もバシッと解決!? 読者から圧倒的な支持を得る著者による、新作警察小説!

 
<シリーズ>
道尾秀介 ハリガネムシ
新ジャンル・音で楽しむ体験型小説「聞こえる」シリーズ第2弾! 「寄生」しているのはいったい誰か?

長浦 京 NOC 緋色の追憶2
防諜、諜報、拉致、監禁。あの暗闘の日々は終わってはいなかった。若きダークヒーロー沖野修也、再び登場。

<エッセイ>
森川 葵 じんせいに諦めがつかない

<コラム>
〆切めし 安壇美緒
武田砂鉄 もう忘れてませんか?

<漫画>
益田ミリ ランチの時間
意思強ナツ子 るなしい

<本>
読書中毒日記 特別編 モモコグミカンパニー
“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」のメンバーで、多くの楽曲で歌詞制作を手掛けるモモコグミカンパニーさん。エッセイや小説を刊行し、本は「友人」のようなものだと読書の魅力を語る。

◆書評現代
ミステリー 青戸しの
青春・恋愛小説 三宅香帆
時代小説 田口幹人
エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ
今月の平台

第17回小説現代長編新人賞3次選考通過作品&2次選考通過作品講評 発表
第18回小説現代長編新人賞募集
第69回江戸川乱歩賞募集
執筆者紹介

 

 


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