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ふかわりょうさん『ひとりで生きると決めたんだ』が刊行 全22編収録、不器用な日常を綴ったエッセイ集

ふかわりょうさん著『ひとりで生きると決めたんだ』

ふかわりょうさん著『ひとりで生きると決めたんだ』

ふかわりょうさんの最新エッセイ集『ひとりで生きると決めたんだ』が11月17日に新潮社より刊行されます。

 

「ひとりで生きると決めただけ」

『ひとりで生きると決めたんだ』というタイトルは、ふかわさん自身がつけました。本の「はじめに」で、ふかわさんはこう書いています。

 
〈私が関心を持つことは、ほとんどの人が気にしないこと。重箱の隅を突くようなこと。なので、「どうでもいい」で簡単に片が付きます。〉

そんな性分について、〈ひとりだからこそ見えるもの、気がつくこと。もしも社会における役割をいただけるとしたら、誰もが素通りする場所で足を止め、ゆっくり眺めることだと思うのです。〉と表現。

そして、〈悲観なんてしていません。謳歌も自負もしていません。ひとりで生きると決めただけ〉と綴ります。

 
本作には、そんな “重箱の隅に宇宙を感じる男”ふかわりょうさんによる22編のエッセイが収録されています。

 
【書籍内容】

それは覚悟なのか、諦めなのか――。

しっくりくる肩書きがない、人生が楽しくなる「週5日制」、「湘南」の定義、心を射抜かれた田中みな実さんの一言……。誰もが素通りする場所で足を止め、「どうでもいいこと」の向こう側で見つけた、自分だけの「いいね」。48歳ふかわりょうさんの不器用な日常を綴った、エッセイ集です。

彼はなぜ、ひとりで生きると決めたのか。

 
【バカリズムさん、田中みな実さん絶賛の推薦帯コメント公開!】

◆バカリズムさん(お笑い芸人)
重箱の隅だけを集めて詰め込んだ、
ふかわさんの重箱。

◆田中みな実さん(女優)
英断です。
しかし、私はまだそちら側へ行く訳には
いかないのです、ふかわさん。

 
<掲載エッセイのネット公開分がこちらから読めます>

★湘南の風:https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10091059/?all=1

★諭吉は見ています:https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08141100/?all=1

★しっくりこないまま:https://www.dailyshincho.jp/article/2021/02271115/?all=1

 

刊行にあたり、ふかわりょうさんからのコメント

ソロキャンプ、ぼっち、生涯未婚率。そんなフレーズが飛び交う昨今の風潮に合わせた、「ひとりを楽しもう」「ひとりは怖くない」的な、「おひとりさま」を謳歌する器用な人間が作った本ではありません。今、その場所から見える景色を大切にしてほしい。周りの「いいね」もいいけれど、自分だけの「いいね」を見つけてほしい。ただ、それだけです。この一冊が、情報過多な日々に疲れた心を解きほぐすことを願っています。

 

『ひとりで生きると決めたんだ』全22編 目次

湘南の風
諭吉は見ています
不揃いの美学
FIRST TAKE
代役魂
SANS SOLEIL(サン・ソレイユ)
しっくりこないまま
ワルツのリズムでまた明日
オークション沼
I’ll Remember April
拝啓 みな実様
砂時計
悪魔は愛情でできている
心の暖簾
いつもそこに笑いがある
敏感中年
人生は弱火で
シンセの神様
シャンゼリゼの奇跡
最後の遠足
先輩風はどこへ吹く
通信簿は続くよ、どこまでも

 

著者プロフィール

(c)新潮社

(c)新潮社

著者のふかわりょうさんは、1974年生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学在学中の1994年にお笑い芸人としてデビュー。長髪に白いヘア・ターバンを装着し、「小心者克服講座」でブレイク。後の「あるあるネタ」の礎となる。

現在はテレビMCやコメンテーターを務めるほか、ROCKETMANとして全国各地のクラブでDJをする傍ら、楽曲提供やアルバムを多数リリースするなど活動は多岐にわたっている。著書に『世の中と足並みがそろわない』など。

 

ひとりで生きると決めたんだ
ふかわ りょう (著)

 
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