山田風太郎さん生誕100周年!時代小説傑作選を10月・11月に連続刊行!
宝島社は山田風太郎さんの生誕100年に当たる今年、山田さんの時代小説傑作選となる『山田風太郎時代小説コレクション天の巻 元禄おさめの方』を10月6日に、『山田風太郎時代小説コレクション 地の巻 南無殺生三万人』 を11月5日に宝島社文庫レーベルより刊行します。
戦後日本を代表する娯楽小説家の時代小説傑作選を発売!
山田風太郎さんの作品は、現代もののミステリー、忍法帖、明治もの、室町もの、エッセイ・ノンフィクションなどに大別されますが、代表作のひとつ『妖説太閤記』のように、忍法帖や明治ものに属さない時代小説も少なくありません。
没後20年に当たる2021年から生誕100年に当たる2022年にかけて、各社から風太郎作品が次々と復刊されていますが、ミステリーと忍法帖がほとんどであり、時代ものの短篇は20年以上も前に刊行されたものが多く、現在では手に入らないものばかりです。
<宝島社文庫「山田風太郎時代小説コレクション」の見どころ>
宝島社文庫「山田風太郎時代小説コレクション」は、入手困難な傑作短篇を全2巻で刊行。収録作品はいずれも、山田風太郎さんの文庫本としては、19~24年ぶりに刊行されます。
著者プロフィール
著者の山田風太郎(やまだ・ふうたろう)さん(1922 – 2001)は、兵庫県養父郡に生まれる。家業の医院を継ぐべく東京医科大学在学中だった1947(昭和22)年、探偵小説誌『宝石』の懸賞募集に入選しデビュー。高木彬光さん、島田一男さん、香山滋さん、大坪砂男さんとともに、江戸川乱歩さんが有力新人を評した「戦後派五人男」に数えられる。
1949年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞(現在の日本推理作家協会賞)を受賞。異色の探偵作家として活躍するが、1958年にスタートした「忍法帖」シリーズがベストセラーとなる。1973年から「明治もの」シリーズを手がけ、識者からも高く評価される。戦時中の日記『戦中派不戦日記』やノンフィクション『人間臨終図巻』も話題となり、2001年には第4回日本ミステリー文学大賞を受賞している。没後も旧作の復刊、未刊行作品の発掘が相次ぎ、現在も80作品以上が新刊で入手可能。作品のマンガ化(『バジリスク』など)や映画化(『魔界転生』など)も数多い。
山田風太郎時代小説コレクション 天の巻 元禄おさめの方 (宝島社文庫 『この時代小説がすごい!』シリーズ) 山田 風太郎 (著), 日下 三蔵 (編集) 戦後日本を代表する小説家・山田風太郎の生誕100周年を記念した、時代小説ベストコレクションです。 山田風太郎の作品は、現代もののミステリ、忍法帖、明治もの、室町もの、エッセイ・ノンフィクションなどに大別されますが、代表作のひとつ『妖説太閤記』のように、忍法帖や明治ものに属さない時代小説も少なくないです。 |
<2022年11月刊行>
山田風太郎時代小説コレクション 地の巻 南無殺生三万人 (宝島社文庫 『この時代小説がすごい!』シリーズ) 山田 風太郎 (著), 日下 三蔵 (編集) 戦後日本を代表する小説家・山田風太郎生誕100周年を記念した、時代小説ベストコレクションです。『慶長大食漢』『死なない剣豪』『嗚呼益羅男』『妖剣林田左文』『姦臣今川状』『南無殺生三万人』『売色奴刑』の7編を収録。 |
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