飼い猫と一緒に飛行機に乗って、 世界37カ国へ!『黒猫ノロと世界を旅した20年』が刊行
平松謙三さんのフォトエッセイ『黒猫ノロと世界を旅した20年』がハーパーコリンズ・ジャパンより刊行されました。
20年にわたる驚きの実話をオールカラーで綴るフォトエッセイ『黒猫ノロと世界を旅した20年』
猫飼いなら、旅行のたび愛するわが子に留守番をさせることに多少なりとも罪悪感を覚えるもの。とはいえ猫と一緒に旅だなんて絶対無理だしな、しかも海外旅行なんてありえないし……そんなふうに思ったりしませんか?
本書はその「ありえない」を実行したニンゲンとネコの物語。ヨーロッパからアフリカ、中東まで、世界37カ国をともに旅した黒猫と飼い主の男性の20年を綴ったオールカラーのフォトエッセイです。
著者が2002年から始めたノロとの旅は「猫と一緒に旅行なんてできるの!?」と口コミでじわじわ話題となり、書籍『ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし』(ブルースインターアクションズ刊)やオリジナルカレンダーなどが次々発売。〈世界を旅する猫〉として、いまや日本のみならず海外にもファンを持つ人気の黒猫となりました。
野良猫だったノロと著者との最悪の出会いから、旅に出ることになったきっかけ、各国でのエピソードや旅のTIPS、晩年の八ヶ岳での山暮らしや国内旅行の話まで、20年のすべてを詰め込んだ「集大成」と言える本書には、これまであまり語られてこなかったノロ幼少期の話や、初収録となる貴重な写真も満載。
スフィンクスにサグラダファミリアにピサの斜塔といった名所の数々と収まったノロの写真はどれも美しく、次に海外旅行に行けるときの参考図書としても魅力に満ちています。
今回の発売を記念し、NHK「あさイチ」ほか各メディアで取り上げられた、元保護猫の猫店員さんがいる書店Cat’s Meow Books(キャッツミャウブックス)で特別写真展も開催されます。
惜しまれつつ、2021年秋に20年の猫生を終えたノロ。「ノロと出会ったおかげで、違う人生を生きることになった」と語る著者からノロへの愛に溢れたノンフィクション作品です、
【ノロと旅した37カ国】
スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、イギリス、フランス、モナコ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、サンマリノ、バチカン、スペイン、ポルトガル、スロヴェニア、クロアチア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、チュニジア、モロッコ、エジプト、シリア、ヨルダン、トルコ、ロシア(順不同)
本書「はじめに」より
ひょんなことからうちにやってきた黒猫〈ノロ〉と僕のことを書こうと思う。ノロは猫のくせに車や飛行機に乗って旅ができる、ちょっと変わった猫だ。
僕はこのノロと、20年間、文字通りずっと一緒だった。家や自分の店で仕事をしてきたので、朝起きてから夜寝るまで、趣味の旅行で海外へ出かける時も、八ヶ岳へ移住した時も、僕の傍らにはいつもこの〝黒いの〟がいた。
昔から「猫は家につく」と言われるが、ノロは僕との暮らしの中で「おうちの人がいるところがボクの家」という、独特の生活感覚を身につけていった。どこに行っても、どこで暮らしても、ノロはいつだってノロでいられるのだ。
そんなノロと世界中を旅して、それをシェアするのを面白がってもらって、さらにはそれが自分にしかできない仕事にもなった。
ノロと出会って旅をして、僕は今、想像もしなかったような未来を生きている。
この話は、そんな僕とノロの、20年にわたる夢のような日々の記録である。
本書の構成
はじめに
第1章 黒いのがやってきた
第2章 ノロと旅(入門編/冒険編/ノロ・ファースト編)
第3章 ノロと山暮らし
第4章 最後の22日間
おわりに
著者プロフィール
■平松謙三(ひらまつ・けんぞう)さん
1969年生まれ。岡山県出身。著述家・デザイナー。2001年から黒猫〈ノロ〉と日本と世界の37カ国を旅する。美しい風景とノロを写真に収め、書籍やカレンダーなどを通して発表。
著書に『世界を旅する黒猫ノロ 飛行機に乗って37カ国へ』(河出書房新社)ほか。
■ノロ
雑種の黒猫。東京都杉並区のとあるアパートの裏でカラスに狙われていたところを保護されて飼い猫となる。並はずれた順応性とあきらめの早い(?)性格を見込まれ、旅好きな飼い主と一緒に世界37カ国を旅することに。
『黒猫ノロと世界を旅した20年』発売記念写真展
■会場:Cat’s Meow Books(キャッツミャウブックス)
〔住所〕東京都世田谷区若林1-6-15
〔アクセス〕東急世田谷線「西太子堂駅」下車 徒歩2分
〔HP〕https://catsmeowbooks.stores.jp/
■期間:7月6日(水)から8月15日(月)まで(※火曜定休)
■時間:14:00~19:30
※定休日、営業時間は事前にWebなどでご確認ください
【キャッツミャウブックスについて】
「本屋と猫が互いに助け合える書店」をコンセプトに、元保護猫が看板猫となって運営。本、雑貨、飲み物など、すべての売上の1割を複数の猫の保護団体へ寄付しています。
黒猫ノロと世界を旅した20年 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション) 平松 謙三 (著) 小っちゃな野良猫と、猫ぎらいの男―― 世界37カ国を旅したノロと僕の、20年のすべてが詰まったオールカラーフォトエッセイ 東京のとある町の片隅で、カラスに狙われていたところを保護された小さな黒猫。なんの因果か、よりによって猫ぎらいだった著者のもとにやってきたその「黒いの」は、ノロと名づけられて一緒に暮らすことに。数日もしないうちにノロの魅力にあっさり陥落した著者だが、ある日、ひょんなきっかけから予定していた旅にノロも連れていくことになり――。 やがて世界37カ国を一緒に旅することになるノロと著者の、出会ってからの20年のすべてを綴ったノンフィクション。190点以上の写真をオールカラーでお届け。 |
◆元「でんぱ組.inc」最上もがさん初のフォトエッセイ『も学 34年もがいて辿り着いた最上の人生』が刊行 | 本のページ