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第165回直木賞受賞『星落ちて、なお』作者・澤田瞳子さんの特別対談講座を開催

澤田瞳子さん著『星落ちて、なお』(文藝春秋)

澤田瞳子さん著『星落ちて、なお』(文藝春秋)

NHK文化センターでは、第165回直木賞を受賞した『星落ちて、なお』の作者・澤田瞳子さんの特別対談講座「『星落ちて、なお』 ~創作への想い~」をオンライン&リアル(京都教室)で12月12日に開催します。

これまでの澤田作品に縁のある河鍋暁斎、伊藤若冲などの展覧会を企画、日本での再評価のきっかけを作ってきた狩野博幸さんが聞き手を務めます。

 

「『星落ちて、なお』 ~創作への想い~」開催概要

■内容
暁斎と京都の縁とは?
若冲の生きた錦市場とは目と鼻の先、円山応挙宅址の建物内にあるNHK文化センター京都教室にて対談を開催!
創作、美術、歴史、、旧知のふたりが語り尽つくします。

■講師:作家・澤田瞳子さん
(聞き手)京都国立博物館名誉館員 狩野博幸さん

■受講形態:申込み時に、京都教室(四条烏丸)での受講か、zoomでのオンライン受講かを選択可能です。

■開催日時:12月12日(日) 13:00~14:30
※期間限定の見逃し配信つき

■受講料金
◎京都教室での受講:NHK文化センター会員 税込3,432円/一般(入会不要) 税込4,125円
◎オンライン受講:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込3,300円

■主催:NHK文化センター京都教室

★申込み&詳細
◎京都教室での受講:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1235576.html
◎オンライン受講:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1236014.html

 

出演者プロフィール

 
■澤田瞳子(さわだ・とうこ)さん

写真提供:文藝春秋

写真提供:文藝春秋

1977年生まれ。京都府出身。同志社大学文学部卒業、同大学院博士前期課程修了。奈良仏教史を専門に研究したのち、2010年に長編作品『孤鷹の天』でデビューし、同作で中山義秀文学賞を受賞。

2013年『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞を受賞。2016年『若冲』で親鸞賞を受賞(直木賞候補にも)。2021年『星落ちて、なお』で直木賞を受賞

他の著書に『日輪の賦』『泣くな道真 大宰府の詩』『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』『腐れ梅』、『火定』(吉川英治文学新人賞および直木賞候補)、『龍華記』、『落花』(山本周五郎賞および直木賞候補)、「京都鷹ヶ峰御薬園日録」シリーズがあり、いま最も勢いのある作家。

 
■狩野博幸(かの・ひろゆき)さん

1947年生まれ。福岡県出身。九州大学大学院博士課程中退。九州大大学院文学研究科を経て、京都国立博物館勤務、同志社大教授などを歴任。

京都国立博物館「没後200年 若冲展」「没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎」を企画開催し、若冲・暁斎人気のきっかけを作った近世絵画研究の第一人者。

『異能の画家 伊藤若冲』(新潮社、共著)、『もっと知りたい 河鍋暁斎 生涯と作品』(東京美術)など著書多数。

 

星落ちて、なお
澤田 瞳子 (著)

明治22年、自ら「画鬼」と称した不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。暁斎の門下で、ずっと身のまわりの世話をしていた娘のとよ(暁翠)に対し、早くから養子に出され家を出た腹違いの兄・周三郎(暁雲)は、事あるごとに難癖をつける。絵の道に進まなかった弟の記六は、なにかと金を無心に来るような有様で、妹のきくは病弱で床に臥せる日々。また、「写真」と「洋画」の流行により、暁斎門下の描く絵にも時代の荒波が押し寄せていた。暁斎という巨星が墜ち、河鍋家と門弟のあいだで辛うじて保たれていた均衡が崩れつつあるなか、河鍋一門の行末は、とよの双肩にかかっていた。
 幕末から昭和という激動の時代を背景に、鬼才・河鍋暁斎という偉大な父の影に翻弄されながら、絵師として自らの道を模索し続けた女性の一代記。

 
【関連】
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