『BRUTUS(ブルータス)』が2号連続で「村上春樹」大特集! 1号目は「読む」編
マガジンハウスが発行するカルチャー誌『BRUTUS(ブルータス)』は、10月1日と15日に2号連続で「村上春樹」特集号を発売します。
BRUTUS史においてもごく珍しい2号連続の大特集 上巻は「読む。」編
2号連続、上下巻に分けての「村上春樹」大特集。毎号さまざまな特集を手がけるBRUTUSとしても、2号連続は極めて稀なことになります。
村上春樹さんとの最初の打ち合わせは1年以上前。そこから企画を練っていくうちに、コンテンツがとても1冊では収まらないボリュームに。これまでの作家としての成果を振り返りアーカイブしつつ、今、村上春樹さんが考えていることをインタビューや寄稿によって詳らかにしていきます。
上巻は「読む。」編として、村上さんが大切にする本についてや、村上さんの著作を改めて紐解く企画をラインナップ。ページをくるくると巻いてつくった観音開きの著作年表では、文芸・社会学・カルチャーの視点から、村上さんの著作が時代にどんな影響を与えてきたかを探ります。
村上春樹さんが手放すことができない51冊の本を紹介
上巻の目玉は、村上春樹さんが自宅の書棚から選んだ本についての寄稿。
「基本的に、本は読み終わったら古書店に売るか寄付する」と語る村上さんが、それでも“手放すことができない”51冊の本について、極私的な思いを込めて28ページにわたって書き下ろし。本のジャンルも、日本の小説、洋書、翻訳もの、伝記、エッセイ、漫画や料理本などとさまざま。今まで、本や他の作家について語ることが少なかった村上春樹さんの読書案内はとても価値の高いものです。
幻の「村上春樹 × BRUTUS」掲載号を再録!
Book in Bookでは、1984年に村上春樹さんと一緒に1ヶ月現地取材してつくったドイツ特集の記事を誌面そのまま再録しています。
ドイツにまつわる3本の短編小説と11本のミニエッセイを寄稿しています。村上春樹さんとBRUTUSの知られざる関係を知る貴重な記録です。
オープンしたばかりの〈村上春樹ライブラリー〉の詳報も
表紙を飾る、階段に立つ村上春樹さんの写真は上巻の発売日、10月1日に開館した早稲田大学国際文学館、通称〈村上春樹ライブラリー〉の館内でのカットです。
作家関連の書籍・資料はもとより、村上さんから寄贈を受ける膨大なレコードコレクションや家具なども収蔵されています。ギャラリーラウンジ、展示室、スタジオ、オーディオルーム、カフェスペースに村上さんの自宅書斎の再現まで……多彩な楽しみ方のできるライブラリーの全貌をいち早くレポート。
建築を手掛けた隈研吾さん、ブックディレクションを担当した幅允孝さんによるエッセイも掲載。
下巻「聴く。観る。集める。食べる。飲む。」編は10月15日発売!
2号連続の2号目は「聴く。観る。集める。食べる。飲む。」編。
レコードレビュー書き下ろしや自宅取材、「村上RADIO」収録現場取材やインタビューなど、こちらも企画盛りだくさんの予定です。
BRUTUS(ブルータス) 2021年 10月15日号 No.948[特集 村上春樹 上 「読む。」編]
1979年に『風の歌を聴け』でデビュー後、文芸の本流を担ってきた村上春樹。 「うちの書棚から」文・村上春樹 村上春樹の私的読書案内。 著作で探る村上春樹。 BOOK IN BOOK 世界を旅して、観た。聴いた。 翻訳家として何がすごいのか? ようこそ、村上春樹ライブラリーへ。 |
BRUTUS(ブルータス) 2021年 11月1日号 No.949[特集 村上春樹 下 「聴く。観る。集める。食べる。飲む。」編]
2号連続「村上春樹」特集。 村上春樹 2021年の聴く。 BOOK IN BOOK 村上春樹 2021年の観る。 村上春樹 2021年の集める。 村上T 2021 また集まってしまったTシャツたち。 村上春樹 2021年の 食べる。飲む。 エピローグ 取材を終えて。 |
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◆『BRUTUS』がブックバスをジャック!? 1000冊を載せた移動図書館「BRUTUS1000号」がやってくる! | 本のページ
◆村上春樹さん『カンガルー日和』を多部未華子さん朗読でオーディオブック化 | 本のページ
◆カーソン・マッカラーズのデビュー作『心は孤独な狩人』が村上春樹さんの新訳で刊行 | 本のページ