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『お隣さんは小さな魔法使い』発売 ヨーロッパに職業として実在する「魔法使い」から着想を得た“魔法の描き方”とは?

『お隣さんは小さな魔法使い』発売 ヨーロッパに職業として実在する「魔法使い」から着想を得た“有間カオル流・魔法の描き方”とは?

『お隣さんは小さな魔法使い』発売 ヨーロッパに職業として実在する「魔法使い」から着想を得た“有間カオル流・魔法の描き方”とは?

1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」にて、メディアワークス文庫賞受賞作家・有間カオルさんの新刊『お隣さんは小さな魔法使い』の発売を記念し、有間さんのインタビュー動画を掲載。有間さんが、作品についてじっくりと語っています。

★本編再生はコチラ!
http://www.hon-tube.com/pc/movie.php?movieid=2072

 

『お隣さんは小さな魔法使い』にかける思いは・・・

動画投稿サイト「本TUBE」を運営する旭屋書店では、有間カオルさんの新刊『お隣さんは小さな魔法使い』発売を記念し、著者インタビューを実施しました。

有間さんは、『太陽のあくび』でメディアワークス文庫賞を受賞し、デビュー。『サムシング・フォー ~4人の花嫁、4つの謎~』『魔法使いのハーブティー』など、心温まる作品を紡ぎ続けています。

今回の新作は、魔法使い見習いの少女であるシャルロットが、大学生の保科優一をひっかきまわしながらも、色々な人の悩みにこたえていくという小さな奇跡のお話。インタビューでは、有間さんに、本作執筆にかける思いを伺っています。

「以前書いた『招き猫神社のテンテコ舞いな日々』もそうなんですけれど、落ち込んで、悲しみを抱えている人が元気になるきっかけになれば良いなと思っています。魔法みたいな奇跡というのは、実は、神様が起こすようなものではなくて、ちょっとした出来事だったりするんです。そういうもので人は癒されたり、元気になったり、頑張ろうという気になったり。そういったちょっとした奇跡を、今回は魔法という形で書いてみました。」

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“有間カオル流・魔法の描き方”とは

「魔法」というと、ステッキを一振りして、呪文を唱えて…というものをイメージしがちですが、本作に出てくるそれは、深呼吸やハーブティーなど、実に日常的なもの。この着想は、自身の経験というより、実在する“魔法使い”の存在があったようです。

「魔法使いというと特別なものって私達は思ってしまいますけど、実はヨーロッパでは魔法使いという職業が認められている国もあるんです。例えば日本人の場合、恋人がほしい時に縁結びの神社に行ってお守りを買って身に付けたり、お祓いをしたり、迷ったときに占い師さんに占いをしてもらいますよね。そういうことをやってくれるのがヨーロッパでは“魔法使い”なんです。悩める人に占って、カウンセリングだとかアドバイスをしたり、パワーストーンを選んだりとか、ハーブティーを調合したりとかしているようです。」

魔法は、特別なものでもない。『お隣さんは小さな魔法使い』を読めばたちまち、魔法が小さな奇跡として自分自身の周りにも潜んでいることに気付けるでしょう。

そういった意味でも、本作はファンタジーの枠を超えて、小学生からお年寄りまで年代問わず楽しめる内容になっています。有間さんは、“嫌なことや悲しいことがあって落ち込んでいる方にこそ読んでいただきたい”と語ります。厳しい現実に立ち尽くす人に、奇跡を信じられる力を与えてくれる一冊です。

 

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お隣さんは小さな魔法使い
もしも、あなたが困っていて、助けを必要としているのなら、窓や玄関、門など目立つところに銀色のリボンを結んでおくといい。優しい魔法使いが助けてくれるかもしれないから―。黒い髪に黒い瞳。けれど肌は真っ白で、唇は珊瑚色。まつげが長く、鼻が高い…まさに人形のような顔立ちの少女、シャルロット。オンボロアパートに住む冴えない大学生・保科優一の隣室に引っ越してきた、「魔法使い見習い」と名乗る彼女を巡る、ちょっと不思議で心温まる物語。

 
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