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『小説新潮』7月号は「第34回山本周五郎賞」受賞者・佐藤究さんの喜びの声や選評、受賞記念エッセイを掲載 原田マハさん大河小説連載スタート、光浦靖子さん×清水克行さん対談も

『小説新潮』7月号は「第34回山本周五郎賞」受賞者・佐藤究さんの喜びの声や選評、受賞記念エッセイを掲載

『小説新潮』7月号は「第34回山本周五郎賞」受賞者・佐藤究さんの喜びの声や選評、受賞記念エッセイを掲載

『小説新潮』2021年7月号が6月22日に新潮社より発売されました。

今号では、先日発表があった第34回山本周五郎賞を受賞した佐藤究さんの喜びの声や選評、受賞記念エッセイを掲載。

また、今号より、原田マハさんが明治・大正・昭和を生きた女の一生を描く大河小説「晴れの日の木馬たち」の連載がスタートしました。

さらに、明治大学教授で歴史学者の清水克行さんとタレントの光浦靖子さん(オアシズ)が、清水さんの新刊『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』刊行を記念した対談も収録されています。

 

祝!第34回山本周五郎賞!受賞者・佐藤究さんの喜びの声や選評を掲載

第34回山本周五郎賞は佐藤究さんの『テスカトリポカ』(KADOKAWA)に決定しました。

5月14日、東京・虎ノ門のThe Okura Tokyo(旧ホテルオークラ東京)にて、第34回山本周五郎賞の選考会が行われ、受賞作は佐藤究さんの『テスカトリポカ』に決定しました。新型コロナウイルスの感染拡大により、三度目の緊急事態宣言が延長となった特殊な状況下で行われた今年の選考会。市ヶ谷の喫茶店で担当者二人とひっそりと選考を待ったという佐藤さん。

受賞の報を聞いた後すぐに記者会見場に駆け付け、その喜びと感謝を語りました。

第34回山本周五郎賞を受賞し、記者会見で喜びを語る佐藤究さん

第34回山本周五郎賞を受賞し、記者会見で喜びを語る佐藤究さん

『小説新潮』2021年7月号では、受賞会見で思わずこぼれた佐藤さんの笑顔とともに、受賞のことば、「アステカ王国の滅亡から五百年目」と題された受賞記念エッセイ、満場一致で受賞が決定したという選考会の興奮が窺える選考委員の選評を掲載しています。

 

今、『リボルバー』でも大評判の原田マハさんが、明治・大正・昭和を生きた女の一生を描く大河小説に挑む!

倉敷、東京、そしてパリ。様々な出会いに背を押されて、岡山出身の一人の女工が、ヘミングウェイやマティスと交流を結ぶまでに成長するが、そこに第二次世界大戦が勃発する……。

今号より、原田マハさんの新連載「晴れの日の木馬たち」がスタートしました。

今や日本におけるアート小説の第一人者として他の追随を許さない、原田マハさん。その評価を決定づけたのは、『小説新潮』に連載された『楽園のカンヴァス』(2012年、山本周五郎賞受賞)と『暗幕のゲルニカ』(2016年、直木三十五賞候補)でした。その原田さんの、3回目の『小説新潮』連載となる「晴れの日の木馬たち」は、三つの時代を生きた一人の女の一生を描く大河小説です。

 
【「晴れの日の木馬たち」あらすじ】

山中すてら、十六歳。病気の父を支えるために、倉敷紡績で働く女工である彼女は、勉学、特に文学や語学が大好きだ。ある晩、工場の寮。部屋に差し込む月の光に照らされて、彼女は同室の友人たちに、作家になることを高らかに宣言する……。

 
<原田マハさん プロフィール>

(c)森栄喜

(c)森栄喜

1962(昭和37)年、東京都小平市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後2005(平成17)年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞しデビュー。

2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は山本周五郎賞、R-40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。2016年『暗幕のゲルニカ』がR-40本屋さん大賞、2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞。

その他の作品に『キネマの神様』『総理の夫』『ジヴェルニーの食卓』『デトロイト美術館の奇跡』『たゆたえども沈まず』『常設展示室』『風神雷神』などがある。

 

光浦靖子さんと清水克行さんが語りつくすフリーダムな室町人の魅力! 読めば心が軽くなる!? 中世日本はこんなに滅茶苦茶だった!

明治大学教授で歴史学者の清水克行さんとタレントの光浦靖子さん(オアシズ)が、清水さんの新刊『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』刊行を記念して、『小説新潮』2021年7月号誌上にて対談しました。

 
<実は同い年のお二人、同世代トークでも大盛り上がり!>

歴史解釈の持つ多様性に興味を惹かれて研究者になった清水克行さんと、コロナ禍で留学の夢を断念し、現代日本の生きづらさをリアルに抱える光浦靖子さん。

 
中世日本社会の無秩序ぶりに驚かされながらも、独自の規範に基づいて生きる室町人のおおらかさには、令和を生きる現代人も学ぶところがあるという話で大盛り上がり。

 
二人とも今年でちょうど50歳。光浦さんは『50歳になりまして』(文藝春秋)というエッセイを出されたばかり。
二人が考える、現代にはない室町社会の魅力とは――。

 

小説新潮 2021年 07 月号

山本周五郎賞発表 初夏の時代小説特集

テスカトリポカ
佐藤 究 (著)

鬼才・佐藤究が放つ、クライムノベルの新究極、世界文学の新次元!

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。

室町は今日もハードボイルド: 日本中世のアナーキーな世界
清水 克行 (著, 編集)

「日本人は温和」なんて大嘘!
強烈な個性がぶつかり合う、最も「日本らしくない」時代へようこそ。

後藤正文さん、赤江珠緒さん、楠木建さん推薦!

僧侶は武士を呪い殺し、農民は政界工作を企て、浮気された妻は相手の女を襲撃する――あなたたち、本当にご先祖様ですか?

数々の仰天エピソードから浮かび上がる中世の日本人は、実は凶暴でアナーキーだった! 想像の「斜め上」を行く、驚愕の日本史エッセイ。

50歳になりまして
光浦 靖子 (著)

後ろ向きに考え抜いたその先には、人生後半戦を明るく照らす私の「ガンダーラ」があるはずだ!

コロナ禍の変化、更年期のとまどい、そして老後の話……
話題沸騰の「留学の話」を含む、書き下ろしエッセイ集。

40代になって仕事がゆる~りと減り始め、一大決心してレギュラー番組に休みをもらい、大好きな部屋を引き払って留学する予定だった2020年4月。しかし、緊急事態宣言が発出されて、留学を断念、家なき子の仕事なき子になってしまって……。
「東京に行けばすべてが叶う」と妄信して上京した18歳の時と同じような気持ちで決めた、50歳目前の新しい挑戦=留学。今年の夏にカナダ留学にリトライしよう、という新しい目標を決めて、留学するまでのことを23本のエッセイに。
40代最後の年の決意、コロナ禍に妹の家で過ごした居候生活、「イーーーーーーー!!!」となるくらい大好きな手芸のこと、更年期を迎えようとしている心と体の変化、なぜカナダだったのか、来年30周年のコンビのこと……。同世代にとって、そしてちょっと生き辛さを感じているさまざまな世代の人たちがクスっと笑えて、「あなたもですか」と共感しつつ元気をもらえるエッセイ集です。

 


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