最後に会うことができるのは“自分が死んだことを知らない人”だけ――清水晴木さんが「最後の再会」をテーマにした『さよならの向う側』を刊行 装画はいとうあつきさん
「体育会系探偵部タイタン!」シリーズ、「海の見える花屋フルールの事件記」シリーズの著者・清水晴木さんの最新作『さよならの向う側』が、マイクロマガジン社より刊行されました。装画は、いとうあつきさんが担当。
「最後の再会」をテーマに、5つのエピソードで紡がれる”純度100%の感動小説”です。
『さよならの向う側』あらすじ
<あらすじ>
「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?」
「さよならの向う側」と呼ばれる場所にいた男、案内人はそう言った。
人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って会いたい人に会える時間が与えられる。
ただし、その中で会える人は、
あなたが死んだことをまだ知らない人だけ――。
きっとどんな困難が待っていても、人はそれでも大切な人に会いに行く。
そんな、さまざまな人たちの最後の再会を描いた純度100%の感動小説。
【書籍作品PV】
著者&編集者コメント
【清水晴木さんのコメント】
泣ける物語を書こうと思って書いたわけではないけど、生まれて初めて泣きながら書いた作品です。
バケットリストと呼ばれる死ぬ前にしたいことではなく、死んだ後にしたいことは何だろうって考えた時、どこかへ行きたいとか美味しいものを食べたいとかそういう気持ちはなくなって、大切な人にもう一度会いたいという想いだけが残ると思いました。
この『さよならの向う側』は、そういう想いを残した登場人物たちが、最後に大切な誰かにもう一度会いにいく物語です。
この作品が誰かの心の中で生き続けてくれれば嬉しいです。
【いとうあつきさんのコメント】
物語のあたたかな雰囲気を大切にしつつ、「生と死」にまつわる悲しみや切なさも感じられるような装画を目指しました。
たくさんの方に読んで頂けたら嬉しいです。
【編集者のコメント】
『さよならの向う側』は清水晴木先生が渾身の力で書き上げたものです。
清水先生の今までの作品は応援歌のような爽快なものが多く、今作のような絶対号泣小説を書いたことに違和感のある人もいるのではないでしょうか?
しかし、手にとって読んでみてください。読後、必ず「応援」されている自分に気づくはずです。
清水先生の泣けるお話なのにどこまでも前向きになれる爽快な筆力。
切ないながらもどこまでも開放的な空間を描いた、いとうあつき先生の画力。
この絶妙なバランスで作られた『さよならの向う側』は文芸王道の存在感で、心の底からオススメできる一冊です!
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著者プロフィール
■著者:清水晴木(しみず・はるき)さん
1988年生まれ。千葉県出身。東洋大学社会学部卒業。2011年、函館港イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015年、『海の見える花屋フルールの事件記 秋山瑠璃は恋をしない』(TO文庫)で長編小説デビュー。以来、千葉が舞台の小説を上梓し続ける。
著書に『海の見える花屋フルールの事件記 秋山瑠璃は恋を知る』『緋紗子さんには、9つの秘密がある』『体育会系探偵部タイタン!』『星に願いを、君に祈りと傷を』等がある。
■装画:いとうあつきさん
文京大学教育学部心理教育課程卒業。保育士として勤務後、イラストレーターに。ギャラリーDAZZLE実践装画塾7期修了。
装画、広告などを中心に幅広く活躍している。著書に『26文字のラブレター』など。
さよならの向う側 清水晴木 (著), いとうあつき (イラスト) |
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▼さよならの向う側 PV – YouTube
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