【科学ジャーナリスト賞2021】西浦博さん・川端裕人さん『新型コロナからいのちを守れ!』など3作品が受賞
日本科学技術ジャーナリスト会議は4月19日、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を顕彰する「科学ジャーナリスト賞2021」の受賞作品を発表しました。
「科学ジャーナリスト賞2021」が決定!
「科学ジャーナリスト賞2021」の受賞者・受賞作品は次の通りです。
<「科学ジャーナリスト賞2021」受賞者・受賞作品>
◎坂本昌信さん(静岡新聞社清水支局長)・遠藤竜哉さん(静岡新聞社編集局文化生活部記者)
新聞連載「サクラエビ異変」(2018/11~連載中)
◎西浦博さん(京都大学大学院医学研究科教授)、川端裕人さん(作家)
書籍『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』(中央公論新社)
◎高木徹さん(日本放送協会(NHK) 国際放送局チーフ・プロデューサー)、高田里佳子さん(NHK グローバルメディアサービス 国際番組部ディレクター)、樋爪かおりさん(株式会社ウイング ディレクター)
映像「BS1 スペシャル 『デジタルハンター ~謎のネット調査集団を追う~』」(2020年5月17日放送)
※贈賞理由など詳細は、https://jastj.jp/info/0419/ をご覧ください。
科学ジャーナリスト賞(JASTJ賞)について
科学ジャーナリスト賞は、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人に贈られます。
新聞、テレビ、ラジオ、出版といったマスメディアでの活動だけでなく、ウェブサイトや博物館での展示、優れた啓蒙書を著した科学者や科学技術コミュニケーターなども対象としています。
理論疫学者・西浦博の挑戦-新型コロナからいのちを守れ! 西浦 博 (著), 川端 裕人 (聞き手) 2019年大晦日。西浦博は、武漢で未知のウイルスが流行の兆し、との情報をキャッチする。1月16日には日本で最初の症例が確定。急遽、北海道から東京へ向かうこととなる。のちにクラスター対策班につながる初動であり、6ヵ月にわたる予想もしない日々の始まりだった。 (以下、本文より) ・・・僕には脅迫状が届き、生まれて初めて殺害予告を受けました。一番緊迫した頃には、厚労省と新橋のビジネスホテルの間を歩くだけなのに警察の方に護衛してもらったことすらありました。 ・・・厚労省とも仲違いしそうな時、尾身先生がテーブルをたたきながら、先生より若い我々専門家全員を叱るように仰ったんです。 |
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