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室井滋さん×長谷川義史さん『会いたくて会いたくて』刊行 コロナ時代を生きる全ての人に贈る、心温まる絵本

室井滋さん作・長谷川義史さん絵『会いたくて会いたくて』

室井滋さん作・長谷川義史さん絵『会いたくて会いたくて』

ベストセラー絵本『しげちゃん』シリーズの名コンビ、室井滋さん作・長谷川義史さん絵『会いたくて会いたくて』が小学館より刊行されました。

 

大切な人に会えない今、ぼくらに何ができるだろう?

大切な人ほど会えない、会ってはいけない今、女優・室井滋さんと絵本作家・長谷川義史さんが、こんな時代だからこそ読んでほしい、と心を込めて一冊の絵本を書き下ろしました。

 
ケイちゃんという男の子は、ひまわりホームにいる、おばあちゃんが大好き。花を持って会いに行ったらドアは閉じていて、ママにも「行っちゃダメ!」と言われる。「へんだぞ」「それでも会いたい」とホームに行ったケイちゃんに、おばあちゃんが人生の知恵を使って秘密の作戦を……。

 
大切なおばあちゃんに、今は会えなくても「愛している」「心は通じ合っている」そんな言葉にならない気持ちを何度も伝えに行くケイちゃんと、その気持ちをあたたかく受け止めるおばあちゃんとの、切なくどこか懐かしい物語は、大人も子供も読後、長い余韻を残すでしょう。

大切に思うからこそ会えない人とたくさん語り合いたい、そんな機会を作るのに最適な一冊です。

室井滋さん(右)×長谷川義史さん

室井滋さん(右)×長谷川義史さん

 

応援メッセージも続々!

 
◆大竹しのぶさん(俳優)
「大事な人に逢いたくなります。大丈夫だよって優しく抱きしめられた様な気持ちになります。頑張ろうねって」

◆桐谷健太さん(俳優)
「当たり前だと思ってる日常は、やっぱり奇跡なんだって。そっと自分に囁けば、世界でひとりのあの人に逢いたくなる」

◆坂東眞理子さん(昭和女子大学理事長・総長)
「会いたい人に会えないと、その人のことをたっぷり考えるから思いは深くなる。お互いを思いやる優しさが温かく、懐かしく心を潤します」

◆中川ひろたかさん(シンガーソング絵本ライター)
「ぼくたちは糸電話の赤い糸でつながってる。会えなくたって、ぼくたちは心の糸電話で話ができる」

 

会いたくて会いたくて
室井 滋 (著), 長谷川 義史 (イラスト)

室井滋&長谷川義史が贈る、あったか絵本!

「でもね、会えない分、思いは強くなるんだよ」–

ベストセラー絵本『しげちゃん』のコンビ、女優・室井滋さんと絵本作家・長谷川義史さんの最新作!いま届けたい、大切な人を想うピュアな気持ちを、柔らかであたたかい色彩で描き出しています。

 
コロナ禍は、一番会いたい人に、相手を思えば思うほど会えない、会うのを躊躇するという、これまでにない状況を生み出しました。そうした中で、この絵本は誕生しました。

「○月×日 日よう日 晴れ
ボク、赤いカーネーションを一本買った。
お花やさんのおばさんはピンク色を一本おまけしてくれたよ。

ひまわりホームにいる
ボクのおばあちゃん
よろこぶかなあ?」

そんなケイちゃんの絵日記から始まる物語。ママからは「ホームへしばらく行っちゃダメ!」と言われますが、ケイちゃんはおばあちゃんに会いに行きます。

ケイちゃんは無事におばあちゃんに会えるのか。ドキドキの先に待っているのは驚きの展開。そしておばあちゃんがケイちゃんに語りかける言葉には、人生で大切にしたい想いが詰まっています。

 
【編集担当からのおすすめ情報】
コロナ禍は子供たちにはどんなふうに見えているのだろう。将来の見えない不安に苛まれているのはきっと大人だけではないはず。友達と遊んだり、おじいちゃんやおばあちゃんと会うのもはばかれる今、子供たちにちゃんと「繋がっている」こと、「心は通じている」こと、何より「いつもいつまでも愛している」ことを伝えられたらという思いから、室井さんと長谷川さんに絵本のお願いをしました。

長谷川義史さんといえば、『パンやのろくちゃん』や『いいからいいから』をはじめ、ダイナミックであたたかみのある絵が魅力ですが、今回、その魅力はそのままに、新たな挑戦をして頂いています。ガラスペンで描かれた絵は繊細であたたかく、少年とおばあちゃんの心の中が胸に染み込み迫って来ます。そして絵日記部分はクレヨンで。ページをめくるたびに発見と驚きのある絵は一見の価値あり。いつまでも手許に置いて読んで頂きたいと思います。

子供へのプレゼントにはもちろん、大切なかたへの贈り物としても喜ばれると思います。ぜひお手に取ってご覧ください。

 


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