高田崇史さん×松本救助さん歴史ミステリー「古事記異聞」シリーズが講談社文庫より刊行開始
講談社は、歴史ミステリー「古事記異聞」シリーズ(著:高田崇史さん/カバー装画:松本救助さん)を講談社文庫より刊行開始し、現在、第1巻『鬼棲む国、出雲』が発売中です。
出雲は縁結びスポットじゃない!? 教科書に載らない出雲神話の真相!
<あらすじ>
橘樹雅は、4月から大学院生。日枝山王大学の民俗学研究室に所属する。
進学目前の春休み、雅は、指導教官の御子神伶二に研究テーマを尋ねられる。
「(有名所で調査も楽しめそうな)出雲に決めました!」と報告する雅に、「君が出雲を殆ど理解できていないことが十分わかった」と御子神のキツイ一言。
傷ついた雅は春休みを利用して出雲へフィールド・ワークに行く。
出雲大社をはじめとする有名神社から、これまで聞いたことのなかった神社まで巡るうちに、雅の心に少しずつ疑問が芽生えはじめる。
「私の知っている出雲神話には、なにかが隠されている……?」
出雲国とはどこなのか? 出雲族はどこから来たのか?
出雲神話の真相を追って、雅のフィールド・ワークは奥出雲、京都、奈良へと続いていく。
【講談社文庫・古事記異聞シリーズ刊行予定】
◎『鬼棲む国、出雲』2021年1月刊行
◎『オロチの郷、奥出雲』2021年5月刊行予定
◎『京の怨霊、元出雲』2022年1月刊行予定
◎『鬼統べる国、大和出雲』2022年5月刊行予定
著者プロフィール
著者の高田崇史(たかだ・たかふみ)さんは、昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で第9回メフィスト賞を受賞し、デビュー。歴史ミステリを精力的に書きつづけている。
近著は『源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義』『QED 憂曇華の時』『古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲』など。
鬼棲む国、出雲 古事記異聞 (講談社文庫) 高田 崇史 (著) 民俗学研究室に所属する橘樹雅は、指導教官の御子神伶二に研究テーマ・出雲について「殆ど理解できていない」と厳しく指摘される。傷つきながら現地へ旅立った雅は、出雲大社、佐太神社などを巡るうちに『古事記』や『日本書紀』の伝える出雲神話に疑問を持ちはじめる。神話に隠された「敗者の歴史」を描く歴史ミステリー。 |
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