青山美智子さん『お探し物は図書室まで』が6万部突破 泣き方を忘れた大人たちへ――お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?
昨年11月に刊行された青山美智子さん著『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)が6万部を突破しました。
ふとしたきっかけで町の小さな図書室を訪れた、立場も年齢も異なる5人の人物を通して、働くこと、生きていくことを見つめ直させてくれるあたたかな感動作です。
町の図書室を舞台に、働くこと、生きていくことを問う心あたたまる作品
TBS系『王様のブランチ』BOOKコーナーでの紹介(2020/11/14放送)やWeb媒体等でのインタビュー記事の公開をはじめ、読書メーター、ブクログで月間1位を獲得する(※)など話題は絶えず、発行部数は現在6万部を突破しています。
※読書メーター【読みたい本ランキング 単行本部門 集計期間:2020年10/11-11/12)】/ブクログ【本部門 月間登録数:2020年11月】
また読者や書店員からも感動の声が続々と寄せられています。
全5章からなる連作短編集。きっと何度も何度も優しい涙がこみあげます。すべての働く大人たちへ、おススメの一冊です。
『お探し物は図書室まで』について
<あらすじ>
「何をお探し?」――
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。
「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。
本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集……。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。
「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。
「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていく感動作。
著者プロフィール
著者の青山美智子(あおやま・みちこ)さんは、1970年生まれ。愛知県出身、横浜市在住。
大学卒業後、シドニーの日経新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア勤務ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。
第28回パレットノベル大賞佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。同作と2作目『猫のお告げは樹の下で』が未来屋小説大賞入賞。
他の著書に『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』。
★Twitter:https://twitter.com/michicoming
お探し物は図書室まで 青山 美智子 (著) お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。『木曜日にはココアを』の著者が贈る、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。 |
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