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「THE ALFEE」高見沢俊彦さんが、初の小説を『オール讀物』で発表へ

文藝春秋は、ロックバンド「THE ALFEE」(アルフィー)の高見沢俊彦(たかみざわ・としひこ)さんが、文芸誌『オール読物』9月号(8月22日発売)で初の小説『音叉』を発表すると、公表しました。執筆名は「髙見澤俊彦」。

『音叉』は、バンドとしてプロデビューを目指す若者の恋と葛藤を描いた青春小説で、「学生運動、フォーク、ロック喫茶など、若者文化が花開いた」70年代を舞台としています。

高見沢さんは、「『小説を書いてみませんか?』。編集の方からのストレートなオファーが自分の背中を押しました。常々文章は書きたいと思っていましたが、小説は自分には無理だろうとあきらめていました。その後、編集の方と直接お会いして話を進めて行くうちに、音楽畑で長年やって来た自分ならではの表現もあるのでは? と思い書き始めたのが『音叉』です。」とコメントを寄せています。

物語は70年代のロックを中心にした青春群像がテーマですが、「あくまでもこれは創作であり、実話でも等身大の自分でもありません。」とのことです。

 
『オール讀物』の大沼貴之編集長は、小説を依頼したきっかけは、『オール讀物』2016年11月号に掲載された「偏愛読書館」というエッセイだったとコメント。「幼いころ、萩原朔太郎の本が並ぶ父の本棚、ヘミングウェイが並ぶ兄の本棚を眺めるのが好きだったことを知り、『この人はどんな小説を書くのだろう』とがぜん興味を抱いた」そうです。

 
高見沢俊彦さんは、1954年4月17日生まれ。1973年、坂崎幸之助さん、桜井賢さんとバンドを結成し、1974年にデビュー。『メリーアン』『星空のディスタンス』などヒット曲多数。

 
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