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「第37回織田作之助賞」最終候補作が決定 温又柔さん、武田綾乃さん、藤野可織さん、又吉直樹さん、宮内悠介さんの計5作品

第37回織田作之助賞の最終候補作5作品が決定!

第37回織田作之助賞の最終候補作5作品が決定!

織田作之助賞実行委員会は11月26日、第37回織田作之助賞の最終候補作品を発表しました。

なお、最終選考会は12月9日に開催されます。

 

第37回織田作之助賞の最終候補作5作品が決定!

織田作之助賞実行委員会は、2019年10月1日から2020年9月30日までの1年間に初版が刊行された新鋭・気鋭の作家の小説を対象に、作家、評論家、ジャーナリスト、文芸関係者などからの推薦を受け、次の5作品を最終候補として決定しました。 

 
<「第37回織田作之助賞」最終候補作品>

◎温又柔(おん・ゆうじゅう)さん
『魯肉飯(ロバプン)のさえずり』(中央公論新社)

◎武田綾乃(たけだ・あやの)さん
『愛されなくても別に』(講談社)

◎藤野可織(ふじの・かおり)さん
『ピエタとトランジ<完全版>』(講談社)

◎又吉直樹(またよし・なおき)さん
『人間』(毎日新聞出版)

◎宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)さん
『黄色い夜』(集英社)

 
温又柔さんは、1980年生まれ。台湾・台北市出身、東京育ち。法政大学国際文化学部卒業、同大学院国際文化専攻修士課程修了。2009年「好去好来歌」ですばる文学賞佳作を受賞し、作家デビュー。2016年『台湾生まれ 日本語育ち』で日本エッセイストクラブ賞を受賞。2017年「真ん中の子どもたち」で芥川龍之介賞候補。

武田綾乃さんは、1992年生まれ。京都府出身。2013年、同志社大学在学中に宝島社主催の第8回日本ラブストーリー大賞の隠し玉作品『今日、きみと息をする。』(宝島社)で作家デビュー。2019年『その日、朱音は空を飛んだ』が吉川英治文学新人賞の候補作に。代表作に「響け!ユーフォニアム」シリーズ。

藤野可織さんは、1980年生まれ。京都府出身。同志社大学文学部卒業、同大学院文学研究科美学芸術学専攻博士前期課程修了。2006年「いやしい鳥」で文学界新人賞を受賞しデビュー。2013年『爪と目』で芥川賞を受賞。

又吉直樹さんは、1980年生まれ。大阪府出身。吉本興業所属の芸人。お笑いコンビ「ピース」として活動中。2015年に本格的な小説デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞。

宮内悠介さんは、1979年生まれ。東京都出身。1992年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部卒業。2010年「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞しデビュー。2012年『盤上の夜』で日本SF大賞、2013年『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞、2017年『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞、2017年『カブールの園』で三島由紀夫賞、2018年『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)、2020年『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

 

織田作之助賞について

織田作之助賞は、大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して、1983年(昭和58年)に創設された文学賞です。創設当初は公募の新人賞でしたが、現在は、前年10月1日~本年9月30日に刊行された新鋭・気鋭の作家の単行本を対象としています。

大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社で構成される「織田作之助賞実行委員会」が主催。受賞作には賞金100万円と記念品が贈られます。

選考委員は、いしいしんじさん(作家)、重里徹也さん(文芸評論家)、芝井敬司さん(西洋史研究者)、高村薫さん(作家)、田中和生さん(文芸評論家)。

 

魯肉飯のさえずり
温 又柔 (著)

母は、わたしの恥部だった――

申し分のない夫・聖司と結婚し、〈ふつう〉の幸せになじもうとするも、にわかに体と心は夫を拒み、性の繋がりも歪になっていく――密かに声を殺して生きた子ども時代の〈傷〉に気づくとき、台湾の祖母、叔母、そして異国に渡った母の一生が心を揺らす。
夫と妻、親と子それぞれの〈過ち〉を見つめる心温まる長編小説。

愛されなくても別に
武田 綾乃 (著)

時間も金も、家族も友人も贅沢品だ。
「響け! ユーフォニアム」シリーズ著者が、息詰まる「現代」に風穴を開ける会心作!

遊ぶ時間? そんなのない。遊ぶ金? そんなの、もっとない。学費のため、家に月八万を入れるため、日夜バイトに明け暮れる大学生・宮田陽彩。浪費家の母を抱え、友達もおらず、ただひたすら精神をすり減らす――そんな宮田の日常は、傍若無人な同級生・江永雅と出会ったことで一変する!

ピエタとトランジ <完全版>
藤野 可織 (著), 松本 次郎 (イラスト)

岸本佐知子、歓喜!
「これは、私がずっとずっと読みたいと思っていた、最強最高の女子バディ物語」

親友の名前はトランジで、私はピエタ。
人類最後の「名探偵と助手」だ。

芥川賞受賞第一作『おはなしして子ちゃん』に収録された衝撃作「ピエタとトランジ」が、長篇になって帰ってきた!
天才的な頭脳を持つ女子高生探偵トランジと、彼女の才能に惚れ込み助手に名乗り出たピエタ。トランジは事件を誘発させる体質で、次から次に周囲で人が死んでいく。
あるとき、トランジに秘められた恐るべき事実が明らかになり、人類は滅亡に向かう――!?

芥川賞作家が送るスリル×サスペンス×友情の、超弩級ガールズ・エンターテイメント!

人間
又吉 直樹 (著)

僕達は人間をやるのが下手だ。

38歳の誕生日に届いた、ある騒動の報せ。
何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待ち受けていたものとは?
初の長編小説にして代表作、誕生!!

「変な話だが、自分が小説を書くことになるなんて想像もしていなかった子供の頃から、この物語の断片を無意識のうちに拾い集めていたような気がする」(又吉直樹)

黄色い夜
宮内 悠介 (著)

東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。ルイこと龍一は、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ! 注目の作家が放つ、最新ギャンブラーズ小説。

 
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