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老舗出版社の日新報道が東京地裁より破産手続きの開始決定を受ける

老舗出版社の日新報道(東京・港区)が7月18日、東京地裁より破産手続きの開始決定を受けました。破産管財人は樋口達弁護士(成和明哲法律事務所)。債権の届出期間は8月22日まで。

日新報道は1967年5月に設立。政治・経済・ビジネスなどの分野を中心に、幅広い分野の書籍を刊行。代表作に、植田正也さん著『電通「鬼十則」』、ケント・ギルバートさん著『不死鳥の国・ニッポン』、ベン・アミー シロニーさん著の邦訳書『日本の強さの秘密―ユダヤ人が歴史から読み解く日本の精神 なぜ、われわれは日本の天皇に関心を持つか』などがあります。

 
東京商工リサーチによると、「ピークの平成4年4月期は売上高約2億3000万円をあげていたが、近年は活字離れや電子書籍の台頭など出版業界を取り巻く環境悪化に加え、出版物の売上伸び悩みから業績悪化が続き、27年4月期は売上高4500万円にまで減少。経営不振が続き、事業継続が困難となり、今回の措置となった」とのことです。

 
【関連】
(株)日新報道 : 東京商工リサーチ
倒産速報 | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

 


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