女装小説家・仙田学さん初のエッセイ『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』刊行
女装小説家・仙田学さんがシングルファーザーとして娘ふたりを育てる日々を綴ったエッセイ『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』が、11月17日にWAVE出版から刊行されます。
シングルファーザーとして娘ふたりを育てながら考えた家族、愛、性のことなど
父親への反抗心から女装を始め、小説家デビューなど自分らしい生き方を追求してきた仙田学さんは、純文学作家でありながら、女装から育児まで幅広い題材のルポやエッセイなど執筆しています。
本書はデジタルコンテンツ配信プラットフォーム「cakes(ケークス)」で連載していた「女装パパが「ママ」をしながら、家族と愛と性について考えてみた。」を書籍化したものです。
突然の離婚で、シングルファーザーとして7歳と5歳のふたりの娘を育てることになった仙田さんが、育児の現場で感じた戸惑いや違和感と格闘する様を綴った子育てエピソードは、連載時から多くの反響を呼びました。
待ったなしで<誰も教えてくれない>育児に奮闘しながら、日々遭遇する出来事を通じて、仙田さんが考えてきたこと….それは、空っぽだった自分を愛で満たしてくれる娘たちのこと、男性の子育てやシングル家庭のこと、自分たちなりの家族の形のこと、親としての自分を大切にして生きること――。
子育てしている人も、していない人も、自身や家族について悩み惑うすべての人におススメの一冊です。
<本書の目次>
はじめに
第一章 娘ふたりとの生活
娘ふたりとの生活の始まり
幼稚園と保育園、どっちのほうが子どもに合う?
親として、ひとりの人間として
第二章 シングルファーザーということ
四十三歳からのセカンドライフ
やりたいことよりも正しさを優先させる
もと不登校児のパパが、「学校が嫌」と休んだ長女と話したこと
子どもが殺虫剤を浴びたので、救急車を呼んだら虐待を疑われた!
第三章 育児と男親
「男性の参加はお断り」のしつけ講座に潜入してみた
「母子」手帳から排除されてきた「父」
シングルマザーにフラれた話
第四章 シングルファーザーとママ友
誰にも頼れない……そんな孤独を変えた「ママ友の力」
子どもの前で女装することがシングルファーザーの第一歩だった
ママ友が路上でいきなり娘の髪を……「不思議すぎて夢見てるみたい」
第五章 なぜ女装をするのか
不登校、挫折、そして恋……「父親の圧」から逃れて自由を手に入れた
脱毛とは「毛のないもうひとりの私」という遊び道具を手に入れること
第六章…家族ってなに? これからの家族のかたち
宿題を嫌がり泣き喚く長女──宿題の前にやるべきこととは
性教育に悩むパパが娘に放ったひと言……「だって家族やもん!」
児童虐待かも!? 通報はしたけどモヤモヤが残る
親として生きることは、子どもとして生き直すこと
卒園式の日の「ありがとう」
おわりに
仙田学さん プロフィール
仙田学(せんだ・まなぶ)さんは、1975年生まれ。京都府出身。2002年「中国の拷問」で第19回早稲田文学新人賞を受賞しデビュー。
著書に『盗まれた遺書』(河出書房新社)や『ツルツルちゃん』(NMG文庫)がある。10代の頃から女装を趣味とし、篠山紀信さんが撮影する文芸誌『早稲田文学』のグラビア企画でも女装を披露する。現在は、日常生活でも時々女装を楽しみながら、シングルファーザーとして2人の娘を育てている。cakesや現代ビジネスなど、Web連載多数。文芸雑誌『文学界』11月号に掲載された小説「剥きあう」が読売新聞書評欄等で話題となっている。
★Twitter(@sendamanabu):https://twitter.com/sendamanabu
ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど 仙田 学 (著) ──パパ―、なんでワンピース着てんの? 突然の離婚でふたりの娘を育てることになった、女装が趣味の小説家。 cakes連載の人気子育てエッセイの書籍化! |
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