「ぼく明日」著者・七月隆文さん最新作『サラと魔女とハーブの庭』刊行 表紙カバーは写真家・岩倉しおりさんが撮り下ろし
160万部超のベストセラーとなり、コミカライズや映画化もされた『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の著者・七月隆文さんの最新作『サラと魔女とハーブの庭』が、宝島社より刊行されました。
七月隆文さんが贈る”極上の別れ”―― 大人になる前の少女の葛藤を描いた、ほろ苦くもやさしいストーリー
本書は、ファッション誌『リンネル』2019年9月号から2020年11月号で連載され、読者から「おばあちゃんとの懐かしい時間を思い出しました」「毎号楽しみです!」などの声が多く寄せられた人気作です。
主人公は13歳の少女・由花。彼女が幼い頃から一緒だった空想の友達サラと、田舎でハーブ店を営む祖母との日々を描いた物語です。自信のなさや、大人になることへの漠然とした不安感など、誰しもが一度は抱いたことのある、大人になる前の複雑ではかない気持ちがちりばめられています 。
由花の心の機微が、ハーブや美しい自然の瑞々しい描写、祖母のやさしい言葉や暮らしとともに描かれます。
表紙カバーは、人気写真家の岩倉しおりさんの撮り下ろしです。本書の発売を記念して、岩倉さんが本作をテーマに撮り下ろした写真をSNSで配信する企画も予定されています。
【あらすじ】
13歳の春休み。家でも学校でも居心地の悪さを感じていた由花は、田舎でハーブショップを営むおばあちゃんの家で暮らす決心をする――誰にも言えない永遠の友達、サラと会うために。
古いが落ち着いてお洒落なお店、自分だけの手作りの部屋、魔法の本のような日記帳、由花のためのハーブティー。おばあちゃんとサラとの田舎暮らしは、由花の心を満たしていく。それは春を迎える再生のはじまりだった。
永遠の友達、サラの秘密と不滅の友情。ハーブの香りただよう大人への物語。
◆女優・羽田美智子さん推薦!
「色、匂い、味、音、感触、全てが鮮明に迫ってくる物語。ハーブの魔法にかけられたようです。
なんとも言えない心の機微をこんなに的確に表現できる文章があるのか。言葉にならない心の描写が甘酸っぱい響きをもって胸に迫ります」
七月隆文さん コメント
昔から大好きだった「子供時代にだけ触れられる世界」をテーマに書き下ろしました。取材を通じて初めて知った、ハーブやシンプルな暮らしの世界観。私がそこに感じた魅力を込めつつ、希望とせつなさを持った物語になっています。
著者プロフィール
著者の七月隆文(ななつき・たかふみ)さんは、大阪府生まれ。京都精華大学美術学部卒業。ライトノベルから一般文芸まで幅く活躍し、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする 』が口コミで広がり、160万部を超えるベストセラーに。
その他の著書に『天使は奇跡を希う 』『ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)』など。
サラと魔女とハーブの庭 七月 隆文 (著) |
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