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【訃報】SF作家・山野浩一さんが死去 競馬評論家としても活躍

SF作家・SF評論家の山野浩一さんが7月20日、食道がんのため、死去しました。77歳。告別式は近親者で行われます。大阪府出身。

 
1964年にSF小説『X電車で行こう』でデビュー。SF作品やSF評論などを執筆していきます。また、自身の原作による『戦え、オスパー』や、『鉄腕アトム』『ビッグX』『快獣ブースカ』などのテレビアニメ、特撮などの脚本家としても活躍しています。

 
また、競馬評論家としても活躍し、血統評論の第一人者として知られています。『名馬の血統』『サラブレッド血統事典』などの著書を刊行。1990年には、『サラブレッドの誕生』でJRA賞馬事文化賞を受賞。

 

鳥はいまどこを飛ぶか (山野浩一傑作選Ⅰ) (創元SF文庫)
この小説は、最初の二節と最終の二節以外のaからlの配列を任意に変更して読んで下さって結構です──各章の間を自由に飛翔する鳥を追うことで無数の物語展開を体験できる表題作の他、三島由紀夫・寺山修司らに高く評価された「X電車で行こう」、単行本未収録作品「内宇宙の銀河」など全9 編を収める。サンリオSF文庫創刊から先鋭的なSFや前衛文学の紹介に尽力し、創作・評論両面で輝かしい軌跡を残した巨人による幻の傑作群。

 
サラブレッドの誕生 (朝日選書)
300年もの間より高い能力を求めて改良され続け、すべての個体の血統と個体史が完全に記録されている唯一の動物サラブレッド。その誕生から、ギャンブルとマネーゲームの現代まで人と馬のドラマを綴り、競馬の世界から人間文明を考える。

 
【関連】
山野浩一 公式Webサイト YamanoWeb.com ホーム

 


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