少女たちを恐怖のどん底に叩き落とした、あの恐怖が蘇る!『私たちが震えた 少女ホラー漫画』刊行 きたがわ翔さん特別寄稿も
辰巳出版より、70年代から00年代の少女ホラー漫画の名作を紹介する『私たちが震えた 少女ホラー漫画』(編集:オフィスJ.B)が刊行されました。
多くのファンを持つ女性向けホラー漫画は、70年代は『なかよし』『少女フレンド』『花とゆめ』などで発表されていました。そして、80年代に入ると『ハロウィン』を皮切りにホラー専門誌が多数登場し、大きなブームを迎えていきます。
本書では、当時ホラー漫画に夢中になった女性たちに向け、70年代から00年代のホラー漫画の名作たちを、美麗なイラスト、コラム、インタビューを通じて紹介しています。
<本書の主な内容> ※敬称略
◆単行本未収録の名作を3本完全復刻! 3人の先生からのメッセージ付き!
ホラー漫画を愛しすぎた男 緑の五寸釘selection
その1 ホラー漫画の女王!犬木加奈子の「三途の川」 8P
その2 葉月シモン「一枚の絵」 31P
その3 石上愛実「シャボン玉幸子さん」18P
◆妖しくも美しいホラー漫画原画館
曽祢まさこ/高階良子/関よしみ/まつざきあけみ/吉川うたた/今市子
少女ホラー漫画特集
あの恐怖が漫画のコマと解説で鮮やかに蘇る、血と絶叫の特集
◎篠原千絵「海の闇、月の影」
◎あしべゆうほ「悪魔の花嫁」
◎ささやななえ「たたらの辻に…」
◎今市子「百鬼夜行抄」
◎吉川うたた「すっくと狐」
◎曽祢まさこ「悪魔の十三夜」「七年目のかぞえ唄」「わたしが死んだ夜」「幽霊がり」「ジェニーの微笑」
◎イケスミチエコ「黒髪狩り」
◎関よしみ「魔少女転生」「血を吸う教室」「血染めの美学」「愛の墓標」
◆特別寄稿 漫画家・きたがわ翔「これは怖い……」少女ホラー漫画
少女漫画を数々読み込んだ、きたがわ翔のおすすめ少女ホラー漫画
◆『花とゆめ』が原点だった!?ゴシック・ホラー少女漫画
『花とゆめ』の1975年1月号からスタートした「ゴシック・ロマン」シリーズ。山田ミネコ、竹宮惠子、萩尾望都、和田慎二、水野英子、木原としえ、三原順、ささやななえ、忠津陽子などの巨匠が登場して、古城や幽霊、吸血鬼などのゴシックホラーを手掛けたシリーズ。懐かしのラインナップの一部を扉絵で紹介する。
◆わたなべまさこの「怪奇」
90歳を超えて現役のレジェンド!少女ホラーの巨匠!わたなべ先生の70年代の作品のなかから「聖ロザリンド」「白いカメレオン」「這ってくる髪」「ガラスの城」を紹介。
そして、サタンの赤ちゃんの恐怖を味わう「黒天使シンセラ」を23P収録。
◆インタビュー
◎まつざきあけみ 「ホラーの味」
『ハロウィン』創刊メンバーであり、耽美で精緻な世界観の漫画家まつざきあけみ。1986年のあの頃を語ってもらった。「百蝶譜」「夜行華」「焔」「スペシャル・メニュー」など。
◆漫画家座談会「ホラーと漫画とは何だ!」
年1回発行している人気同人誌『ホラーグルメ』のメンバーである漫画家、有田景、きもとのりこ、白井幸子に90年代ホラー漫画ブーム、そしてそれぞれのトラウマ漫画などホラー愛たっぷりに語ってもらった。
◆釘書房 緑の五寸釘が極上トラウマホラー漫画をレビュー
私たちが震えた 少女ホラー漫画 オフィスJ・B (編集) 《少女たちを恐怖のどん底に叩き落とした、あの恐怖が蘇る…》 |
◆作家デビュー50周年!『スティーヴン・キング大全』が刊行 | 本のページ
◆「『ずっとあなたに会いたかった』そう告げると、彼女の頬は赤く染まった……私の血で」不穏なショートショートで読解力が身につく『イミコワ英語』が刊行 | 本のページ
◆「芳林堂書店と、10冊」より飛鳥部勝則さん「鮎川哲也賞」受賞作『殉教カテリナ車輪』が復刊 | 本のページ
◆尾八原ジュージさん「第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉」大賞受賞作『みんなこわい話が大すき』が刊行 | 本のページ