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【訃報】作家・スペンサー・ジョンソンさんが死去 『チーズはどこへ消えた?』など

『チーズはどこへ消えた?』で知られるアメリカの作家・スペンサー・ジョンソンさんが7月3日、アメリカ西部・サンディエゴで死去しました。78歳。

 
『チーズはどこへ消えた?』は、1998年に出版され、売上は全世界で累計2800万部。日本では2000年に発売され、累計400万部のロングセラーになっています。
チーズを失う2匹のネズミと2人の小人を描く寓話に託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、ビジネス書や自己啓発本として読まれました。

スペンサー・ジョンソンさんは、アメリカ中西部・サウスダコタ州生まれ。医学博士で心理学者。大学、病院などで勤務した後に作家に転身。主な著書に、『頂きはどこにある?』『1分間意思決定』『人生の贈り物』など。共著に『1分間マネージャー』があります。

 

チーズはどこへ消えた?
世界のトップ企業が研修テキストに使用する1999年度全米ビジネス書ベストセラー第1位の翻訳。

この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく!
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。
ところがある日、そのチーズが消えた! ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。
IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。880円でアナタの人生は確実に変わる!

 
頂きはどこにある?
勝間和代さん推薦、全米に希望をあたえたベストセラー!
370万部の『チーズはどこへ消えた?』の著者が、経済危機の全世界に、いま新たなメッセージを贈ります。
仕事と人生における浮き沈みをコントロールする秘訣とは? すべての答えがここにある!

本書も、『チーズはどこへ消えた?』同様、寓話風の物語が核になっています。原題は“Peaks and Valleys”。すなわち「山と谷」。「人生は山あり谷あり」という言葉がありますが、そんな単純なたとえ話ではありません。ここで語られるのは、仕事と人生における「山」と「谷」を自分の思いどおりにあやつる、スキルに満ちた考え方です。どうすれば「谷」から抜け出せるのか、いかにして「山」にとどまることができるのか……その秘訣を説いた本書は、まさに驚きと感動の読書体験をお約束します。「頂き」を見失っているビジネスマンに新たな世界を開く叡智を贈る、今年最大の話題作です。

(本人からのメッセージ)
日本の皆さんへ
わたしの本『チーズはどこへ消えた?』を読んでくださった何百万もの日本の皆さんに感謝します。
振り返れば、わたしの本は、困難な時代に出版されてきました。最初の著作『1分間マネジャー』を発表したのは、1980年代の不況下でした。『チーズはどこへ消えた?』は、IT革命によって生活が大きく変わろうとする90年代末に発売されました。そしていま、世界中で多くの人びとがはげしい荒波にさらされているなか、『頂きはどこにある?』が出版されたのです。
この『頂きはどこにある?』は、わたし個人が、仕事や人生においてどうすればよりよい目標を持ち、それを達成できるかを、20年にわたって模索し、熟考した結果、できあがった作品です。そのなかで、数多くの疑問を出し、議論を重ね、ひとつの物語を作りあげました。これが、皆さんご自身の生き方に役立つヒントになればと期待しております。
そしてなによりも、日本で生きる皆さんが、仕事や人生における浮き沈みに対処する際に、最も価値のあるものとして本書を使っていただけるよう望んでいます――皆さんのご成功をお祈りします!

 


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