「まんがのレジまぐ」 漫画家が読者に直接電子コミックを販売できるオンラインプラットフォーム
インターネットメディアや決済プラットフォームを運営しているメディアインデックスが、業界初となる、漫画家と読者を直接つなぐ漫画のオンラインプラットフォーム「まんがのレジまぐ」を2017年7月3日にオープンしました。
漫画家と読者の直接の架け橋に
「まんがのレジまぐ」は、出版社や取次業者を挟むことなく、漫画家が自身で描いた漫画を、好きな時にオンライン上に公開・販売できる、業界初の漫画家と読者を直接つなぐオンラインプラットフォームです。
「まんがのレジまぐ」では、漫画家が自身の漫画をプラットフォームに登録すると、オンラインストアを通じて、直接、読者に販売されます。読者が、「まんがのレジまぐ」で電子コミックを購入すると、売り上げの70%が漫画家本人に支払われる仕組みです(別途トランザクションフィー10円/決済がかかります)。
漫画家は、このオンラインプラットフォーム上で、いつでも好きな時に作品を配信でき、1話ごとに好きな価格を設定できます。
例えば「1~5話までは無料にし、6話からは1話あたり30円にする」など、販売価格を柔軟に設定することができます。また、一定期間を過ぎた時点で無料化もできるため、新しい話を追加して1週間は30円、1週間過ぎたら無料などと細かく価格を変更することもできます。
さらに、オンラインプラットフォームの特性を活かし、読者の趣味趣向をシステムで分析することも可能です。読者が好みそうな傾向の作品をレコメンドすることができ、作品に合った読者層に作品を届けることができるようになります。
★まんがのレジまぐ:https://regimag.jp/comic/
事前登録した漫画家はすでに500名超
7月3日のオープンに先立ち、5月16日に漫画家の事前登録を開始。すでに500名を超える漫画家や作品が登録されています。
また、漫画専攻の生徒の作品を積極的にバックアップし、漫画家の卵・将来の漫画家の育成に力を入れるため、
・東京コミュニケーションアート専門学校
・大阪デザイン&IT専門学校
・福岡デザインコミュニケーション専門学校
の各専門学校と提携・タイアップを行っています。提携・タイアップをご希望の学校・スクールも随時募集しています。
★漫画家登録の案内ページ:https://regimag.jp/navigation/ad_comic/
「まんがのレジまぐ」開発の背景
電子コミック市場の販売金額は、2016年には1,460億円(前年比27.1%増 出典 全国出版協会 http://www.ajpea.or.jp/information/20170224/index.html )と急成長を続けており、読者の好みも多様化してきました。
しかし、現在の出版社を通して流通する仕組みでは、作品を世の中に送り出すことができる作品は、多くの読者に「ウケる」と出版社が判断した、ごく一部の作品にとどまり、ニッチな作品やマイノリティな作品は、世に出ることが非常に稀な仕組みです。
また、電子コミックの著作権料も、在庫リスクのある「紙」と同じ料率となっています。漫画家は「まんがのレジまぐ」を利用することで、自由に作品が発表でき、高い料率で収益を得ることができます。
一般的な電子コミックの流通の仕組みは、出版社、取次業者、電子書店を経て読者へと販売されます。そのため、最終的に漫画家の受け取る印税は売上の5~10%と言われています。
一方、「まんがのレジまぐ」では、直接読者へ販売することができるため、価格設定によっては、受け取る利益も売上の約70%と大きくなることが特徴です。
【関連】
▼無料漫画・試し読みが満載 毎日新着。コミックなら、まんがのレジまぐ